特別社員は兵庫へ護衛に行く (ページ10)

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護衛5 ページ10

『......ねぇ、角名』

角名「いや、距離詰めるの速くない?」

『知らねぇ』

角名「あ、そう....」

『関西人ってさぁ？ボケかツッコミのどっちかしないと死ぬイメージあるじゃん？』

角名「気持ちは分かるよ。その偏見」

わかってくれるかツナマヨ。

『でも、角名ってスーンってしてるじゃん？』

角名「ごめん、擬音で意味分からない」

『んで、標準語じゃん？
出身が兵庫じゃないのかな〜って思って』

角名「まぁ、そうだよ。愛知の名古屋から来たから。
柑崎はどこから来たの？」

『横浜』

角名「そりゃ、標準語だ。
俺は稲荷崎から推薦来たからなんとなくで」

『僕はあれかなー。
引っ越しで部屋から一番近かったから』

角名「部屋？アパート?」

『ホテル』

角名「ホテル?!」

やっべ、つい話が進んでたからうっかりボロが出てしまったじゃないか。

Aちゃんったらうっかりちゃんだわね♡

うぇ、キッショ。

『まぁ、いいや。
さーて、崖端司、略してガケツカに嫌がらせを....』

そろりそろりと動き、ガケツカに嫌がらせをしようとすると後ろからガシッと肩を掴まれた。

ギコギコと後ろへ振り向くとニッコニコでも目が笑っていない茶髪のオールバックで後ろで髪を結んでいるあからさまにヤンキーっぽい輩が.....ガケツカが。

いーや、予想以上に似合ってくれてて嬉しいｗよｯww

ガケツカ☆「だーれに嫌がらせをするのかなー?柑崎サーン？
一年合計出席日数7回不登校の挙句帰ってきたと思えば俺のクラスの生徒じゃねぇかこのクソ崎」

『......わぁ!丁度いいところに来たじゃないか!!君の元へ行く手間が省けた。
んでよくそんなスラスラと一息で人に悪態をつけるね。尊敬するよ!!
って事でガケツカくんや』

角名「ﾝｸﾞｯｯｯｗｗｗｗ」

ガケツカ「なんだよ」

角名「ｵﾎﾎﾎﾎwwwﾁｮ､ｼﾇｼﾇｼｬｼｗｗｗｼｬｼﾝﾄﾛｗｗｗ」

『君は何時まで頭に猫耳カチューシャをつけて歩くんだい?』

僕がそう言うとガケツカは意味がわからないと云う顔でカチューシャを取った。

それを見て、めっちゃ焦りだした。

ガケツカ「あ?......ハァァアアアア!!?
なんｯ、何だよコレ!?だから職員室で笑われたのか!!!」

何、この人気付いてなかったわけ？
馬鹿なのかな？(笑)

ガケツカ「おい、待てこのクソ柑崎ィィィィィイイイイイ!!!!!!!!」

それ逃げろ