黒の組織から逃げたけど目が覚めたら記憶喪失らしい

23話 ページ26

灰原哀 目線

Aさんに皆が注目している隙に
私は真ん中にある机の下になんとか逃げていた

縛られていて立つことができないから
音でしか状況を把握できない…

灰原｢Aさん…｣

泥棒Bの方は倒したみたいだけど…
来てくれて嬉しかった…

泥棒C「…男の力には勝てないだろ！
今お前は来なければよかったって後悔してるんだろ？」

…私も博士たちと行っていたら
Aさんを巻き込むことにはならなかったのよね

相手は武器を持った男性
私なんて放って警察が来るまでまってたらよかったのに。

また自分の行動のせいで誰かを巻き込んで犠牲にしてしまう…

ｶﾞｼｬｧﾝ!!

灰原｢……ｯ!?｣

机の上にあったものが私の隣に落ちてくる
少し上を見たらAさんが泥棒Cにおされていた

A｢うっ……｣

このままだとAさんが死んじゃう…！！

助けたいのに縛られていて動くことが出来ず
Aさんを見ることしかできなかった

私に気づいたAさんがチラッとこちらを見て目が合った

自分が危険だってこと理解してるくせに
今の状況に似合わない笑顔を見せた

口を抑えていた布が動いたせいで緩み落ちた

泥棒C｢自分を恨むんだな｣

灰原｢しなないで…Aｯ…！｣

泥棒C｢ん？ガキの声が…｣

これだけ怖かった泥棒Cは所詮名も無き泥棒C

A｢レディーの体に気安く乗ってるんじゃねぇよ！｣

Aの右ストレートが炸裂し
見事顔にクリティカルヒットした

部屋は静かになった

Aさんは？どうなったの？
ま、まさか…

最悪の場合を感がながら机から覗こうとしたら

A｢哀ちゃん！！！！！！｣

ひょこっと顔を出したAさん

灰原｢Aさん！？｣

Aさんに抱きつかれていて
匂いに包まれたのとさっきの笑顔を見て確信ができた。

灰原｢やっぱりA…なんだね｣


-------------ｷﾘﾄﾘｾﾝ--------------
ちょっと呆気ない感じで泥棒との戦い終わってごめんなさい！

あと、ここ数日沢山の方にみていただいて
順位とかにものったりしてお気に入りも81人もしてくださり
ありがとうございます！！

これからも頑張りますのでよろしくお願いします〜！

ps.
今のところ色んなキャラと絡めることできてなくて
ごめんなさい！

24話→←22話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す