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宮舘「 A、今日のお昼なんだろうね？ なにがいい？ 」
「 ……………… 」
宮舘「 退院したらなに食べたい？ 」
「 ……ふるーつ、、ふるーつなの、 」
宮舘「 お昼フルーツがいいの？ デザートに出るといいねぇ 」
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涼太に話しかけられて、しばらくは黙ってたけど
時間が経つと答え出した。
A、調子悪いとほんとに黙ってるから今日はまだいい方か。
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〈 失礼しまーす、若藤さんお昼ご飯お持ちしました 〉
渡辺「 ありがとうございます 」
〈 どこで食べます？ 〉
渡辺「 あ、ベッドテーブルで大丈夫です、すいません 」
〈 じゃあここ置いておきますね〜、
お昼ご飯食べられる分だけ食べてください 〉
渡辺「 はい 」
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看護師さんがお昼の時間にご飯を持って来てくれた。
Aは、ずっと部屋に３人だったから落ち着いてたけど
あんまりまだ馴染みのない人が入って来て
怖がってプチパニックになってた。
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宮舘「 大丈夫だよ、怖いこと何にもしないからね 」
「 っ、、こわぁ、、、こわいのっ、、 」
宮舘「 大丈夫だよ、大丈夫、お昼食べよう？ 」
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涼太に宥められてもあんまり落ち着かなくて、
でもご飯は食べさせなきゃだしでやることがたくさん。
とりあえず目の前にAの分のご飯と、
涼太が作って来てくれた俺らの分のご飯を並べた。
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渡辺「 Aの好きなりんごあんじゃん、よかったな？ 」
「 っ、、ちがう、、、しょた、、 」
渡辺「 ん？ A、食べられるのだけでいいってよ
りんご先食う？あとで先生に聞いて
いいよ〜って言われたらフルーツ買ってくる？ 」
「 っ、、、んーん、、っちが、、泣 」
渡辺「 A、なんで泣くの、大丈夫だよ 」
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なんで泣いてんのか言える？って聞いても首を横に振るだけ。
急に慣れないところに連れてこられて疲れてんのかも、
まだメンバー以外怖がってんのにって思って、
とりあえず休ませることにした。
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渡辺「 A、俺ら先昼食ってんね？ 」
「 ……………… 」
渡辺「 食べたくなったら食べな 」
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目の前の病院食と涼太の弁当をじっと見つめたまま黙ってる。
今なに考えてんのかな、
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作者名：はる。
| 作成日時：2023年10月2日 22時
