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「 お前 昨日とスーツ一緒じゃね? 」
普段は滅多に話しかけて来ない癖に
こういう所には突っかかる
1番たち悪い
『 ちょっと色々あってね 』
と、そいつの横を過ぎる
「 色々って? 俺の事? 」
腕を掴まれ、動けない
そんなド直球に聞かれても
真実は違うから恥じらいもない
『 鍵無くて、 家帰れてないだけ 』
あんなカミングアウトされて
やっぱり気まずさは残ってる
それでも声をかけてくる松村
動揺してるのは私だけみたい
「 じゃあどこに居たの? 」
" 電話くれれば迎えに行った "
とか、
" 心配するじゃん "
とか、
いつもの松村から
出てくるなんて予想もつかない言葉が
次々と出てくる。
そんな言葉に一々驚いてしまう
『 と、友達の家泊めてもらったからだ、大丈夫 』
樹の名前を伏せて
彼の不安を取ろうと考えたのに
「 友達って? お前にそんな親しい人居たっけ? 」
なんて失礼なやつだ
こいつに気まずさなんて1mmも無いな
ムキになった私は
「 樹の家泊まったの 」
さすがにオフィスに戻らないと行けない時間で
強引だったが、
彼から足早に離れた
私と松村が話した場所
人通りの少ない所だった
だった、はずなのに
どうしてこんなことになったのか
モテる彼の友達はやっぱり辛い
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更新遅くて申し訳ないです!!
いつの間にかこんなに多くの方に読まれていて
愛・感謝です。
名前でTwitterバレそうで怖いっす( ˇωˇ )
更新は気長に待っててくださいな☀
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作者名:shiii | 作者ホームページ:http://shinooooo
作成日時:2019年2月25日 11時