幼馴染みは永遠と。【佐久早聖臣】 (ページ21)

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諸々大変！？寮生活5 ページ21

なんとかして片付け終わり、急いで食堂に向かう。今日のご飯は…ハンバーグだ！

「さーてと、どこ座ろうかな～」

　リビングと食堂は男女共用になっているから、まだこの時間でも人はまばらにいる。

　結局、同室の子は先に食べてしまい部屋で待っていてくれている状況だ。

「Aちゃん！こっち空いてるよ」

　あ、古森くんだ。隣には佐久早もいる……好き嫌いしそうなメニューじゃないからいいと思うけど、何かしら残しそうな気がするな～…

「ありがとう！佐久早？トマト食べなさい」
「ふはっ！ Aちゃんお母さんみたいだね」

　
　お母さん……。んー、何かしてあげないとっていう気持ちは中学の時からずっとある。気づかないうちにオカン化してたのか。

「ほら、ちゃんと食べて？」
「んん…、あ」

　今、本か何かあったらその角で頭叩きたい。なんでだ！なぜ今私は「あーん」を求められている⁉

「ねえ、人いるんだけど。」
「どうでもいい。じゃなきゃ食べない」

　古森くん、そんな生温い目で見ないで…。これから先、私がいないときは君が世話をする羽目になるかもなんだよ？