初恋のはなし 2 (ページ5)

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次の日は、日曜日だったけど、どうしてもやらなければならない仕事があったから、朝早くに里奈とバイバイした。
まさか、2日連続でさせてくれるなんて思ってなくて、ああ、幸せだなぁとしみじみ思う。

『…福良さん。』
『わっ！！どうしたの？伊沢』
『なんか、この間も同じようなことあったんですけど…また彼女さんといい事ありました？今日ずーっと顔がゆるみっぱなしですよ？』
『えっ…嘘。ごめん、仕事に集中するから…』

なんか最近こんなんばっかだな、俺。
Aに似て、どうやら顔に出やすくなっちゃったみたい。
気をつけないと、こういう時に河村がふらっときて、とんでもない爆弾を投下して行くんだから…と気を引き締め直すと、今度は堂々と河村がこっちにやってきて、

『初えっちでも、成功したのかい？』

なんて、大きい声で言うもんだから、びっくりして、顔が少し赤くなるのがわかった。
マジで、爆弾投下しやがった！！
ってか、なんでわかるの？凄すぎるんだけど。

『ふくらさん！！その話、詳しく！！』
『俺も聞きたいっす！』
『ナイスガイも福良さんのそういう話聞きたいなぁ』

俺の態度で河村の言った通りだとばれたし…もう、ほんとに勘弁して。
えっちなんて詳しくとかないでしょ！！男ばっかりでノリが中学生、高校生だから、困ってしまう。

『そうだ。初えっち記念に、飲みに行きましょう！』
『いいですね！お店抑えますね。』

なんて可能性コンビがいうから、あれよあれよという間に飲み会が開かれることになったし。
今日日曜日のくせに、動画メンバーみんないるし、飲み会も参加できるらしい。
飲み会で、根掘り葉掘りきかれてぐったりしながら帰ったことは言うまでもない。