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料理は本当に得意じゃないけど、最近は拳さんに食べてもらいたくて、勉強中。
今日、拳さんが仕事帰りにうちに来てくれるって言うから、天下のクックパッドを見ながら、なんとかチャーハンを作ってみた。
一応味見をしてみたけど、うん。大丈夫そう。
不味くはないと思う。
一応、買っておいた卵スープにお湯を入れれば完璧だー！
Aでも出来たー！と喜んでいると、ピンポーンとインターホンがなる。
『はーい！！』
玄関を開けて、拳さんを招き入れる。
『拳さんっ…』
中に入ってもらって、すぐにぎゅーっと抱きつくと、拳さんも抱きしめてくれる。
『…うれしぃ…拳しゃん…大好きですっ…』
『もう、すぐ可愛いこと言うんだから…もう、寂しくないでしょ？』
『へへ…はい。』
拳さんを見上げながら、へへっと笑うと、拳さんがへらっと笑って『ねぇ、A。今日はAからチュウ、して？』って、耳元でそう囁かれてしまう。
『っ！』
まさか、そんなことを玄関でお願いされると思ってなくて、顔が真っ赤に染まる。
拳さんが屈んで、唇をとんとんと催促するから、Aも精一杯背伸びをして、触れるだけのキス。
『…んっ、』
拳さん、背が高いから…これでも精一杯だよぉっ。
上手に…出来た、かな？
『はは。可愛いキスだね。ありがとう。よく出来ました』
そう言って頭を撫でてくれるから、嬉しい。
Aからの初めてのキス。
頑張れて、良かった。
『なんだかいい匂いがするね！』
『あっ！拳さんっ…美味しいか、分からないんですが けど…ご飯、作ったので、食べてってくださいっ』
『Aが作ったの？珍しい！それは頂くしかないね』
fkr side
Aが俺のために作ってくれたチャーハン。
初めてにしては上出来。
なにより、俺のためってのが嬉しいよね。
『ご馳走様。A、ありがとう』
ご馳走になったお礼に、俺が洗い物をして、Aが拭いたり、机の上を綺麗にしたり、一緒に後片付けをすませる。
先に洗い物が終わったので、俺はAの部屋の可愛いピンク色のローソファーに座る。
『いえ、いえ。なんとか出来て良かったです。ちょっとずつレパートリー増やすんで、また食べてください！』
『ありがとう！A、こっちおいで。イチャイチャしよう』
『っ…』
そう言うと、真っ赤な顔でとてとてっと近づいてきて、ぎゅっと抱きついてくる。
Aも、こうやってイチャイチャするのにちょこっとずつ慣れてくれたみたいで嬉しいよ。
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なずな(プロフ) - 花鳥腐月さん» 感想を頂き、ありがとうございます！にやけが止まらないなんて、最高な感想を頂けて嬉しく思います。まだ続いていますので、ぜひご覧ください！本当にありがとうございます！ (2021年10月4日 22時) (
レス) id: ade25f83bc (このIDを非表示/違反報告)
花鳥腐月(プロフ) - あの、すみません。QKのタグをたまたま見つけてしまって検索してしまい興味本意でこの作品を見てしまったんですけど1、2話目からいきなりにやけが止まらんです……ありがとうございます……どうしちゃったんだろう…… (2021年10月4日 19時) (レス) @page2 id: ca02359df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈絆 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月7日 9時
