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『ん?あれ?ここ…』

ずきんっと頭が痛いような気がして…ふわっと目を覚ますと、?あれ?頭の上にクエスチョンマークが浮かぶ。
いつもと違う風景、いつもと違う匂い…でも、この匂いは…Aの大好きな…匂い?
寝ぼけてて、意識もしっかりしてないから、しっかり考えられない。
ぼーっと部屋の中を見渡して、ドアの方を見ると…。

『俺の部屋のベッド、だよ?おはよう、A』
『っ!!!えっ?えっ?拳、さんっ!?』

一気に目が覚めて、昨日の事がフラッシュバックしてくる。

『とりあえず、顔洗っておいで。歯ブラシも出しておいたから。』
『はいっ!!』

急いでベッドから降りて、バタバタと洗面所へ走っていく。

うそ、A、拳さんのお家お泊まりしちゃったの?
昨日飲み会で…楽しくなっちゃって…そうだ!拳さんがお迎えに来てくれたんだ!!
どうしようっ…拳さん、仕事で忙しかったはずなのに…迷惑掛けちゃった。

急いで顔を洗って、歯磨きまで済ませるけど、拳さん、怒ってるかな?とビクビクしながらリビングに向かう。

『A、何やってるの。ほら、こっちおいで』

拳さんがおいておいでするから、そろっとリビングにはいると、拳さんが朝ごはんを用意してくれているようだった。

『パンと目玉焼きだけど、食べるでしょ?』
『あの…はい、いただきます。』

食べようって言われるから、いつも座らせて貰ってる拳さんの向かいの椅子に座る。
そっ…と拳さんの様子を伺うけど…いつも通りの拳さんで戸惑ってしまう。
拳さん、なんでなんにも言わないの?

『あの…っ…拳、さん?昨日は、お迎え、すみませんでした。わざわざ…あの…っ…』
『……Aは昨日のこと、覚えてるの?』

とりあえず、昨日はAが全面的に悪いから、先に謝ってみる。
すると、拳さんの瞳からふっと優しい雰囲気がなくなって、あ、怒ってるっ…って分かった。

『あのっ…ごめん、なさい…途中から、勧められてお酒飲んだところまでは覚えてるんですけど…その後はフワフワしちゃって…あんまり…しっかり…覚えて、ない、です…』

拳さんの目が見られなくて、俯いてモジモジしてしまう。
すると、はぁっと拳さんが深いため息をついちゃうから、びくんっ!と体が震えた。

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なずな(プロフ) - 花鳥腐月さん» 感想を頂き、ありがとうございます!にやけが止まらないなんて、最高な感想を頂けて嬉しく思います。まだ続いていますので、ぜひご覧ください!本当にありがとうございます! (2021年10月4日 22時) (レス) id: ade25f83bc (このIDを非表示/違反報告)
花鳥腐月(プロフ) - あの、すみません。QKのタグをたまたま見つけてしまって検索してしまい興味本意でこの作品を見てしまったんですけど1、2話目からいきなりにやけが止まらんです……ありがとうございます……どうしちゃったんだろう…… (2021年10月4日 19時) (レス) @page2 id: ca02359df5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈絆 | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年9月7日 9時

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