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リビングのソファーに座らせて、温かい紅茶を入れてやる。
Aはやっと落ち着いたのか、鼻をすんすんっと鳴らしていた。
目、真っ赤じゃん。いつから泣いてたの？
『…どうしたの？何かあったの？』
俺もソファーに座って、優しく声を掛ける。
もしかして、寂しかったから？
『…っ…福良先生に会いたかった、の…っ…。でも、どうやって誘っていいかとか分からなくて…LINEしてもいいのかな？忙しいかな？とか考えてたら出来なくて、、せっかく隣に住めたのに…っ…1週間も何も出来なくて…っ』
やっぱり。
『寂しくなっちゃったの？』
『…』
Aが小さくこくんと頷いた。
また、Aの大きな瞳がゆらゆらと揺れて、目に溜まった涙がまたこぼれ落ちた。
こんなに、泣いちゃうくらい寂しい思いさせちゃうなら、俺から連絡してあげれば良かったな…ちょっと後悔。
『俺も、なんにも連絡してなくてごめんね。俺、そんなに几帳面なタイプじゃないけど、、大丈夫？』
『…A、福良先生じゃなきゃ、やだっ…っ、』
また、そんな可愛いことを言ってくれる。
『…すぐには返事出来ない時もあるけど、LINEとか、電話とか、もっと気軽にしていいんだからね？』
頭をぽんぽんと撫でてやりながら、そう言ってやると、Aが俺の事をじっと見つめてくる。
『いっぱいLINEしても、、いいの？』
上目遣いで、甘えるようにそんなことを言ってくる。
『いいよ。仕事中は返事出来ないけど。好きなだけしておいで。それに、そんな泣くほど寂しくなる前に、『会いたい』って言ってくれれば、会いに行くし、気軽に会いに来ればいいんだよ？せっかくお隣さんなんだから』
『……はいっ！！』
やっと、Aに笑顔が戻って、一安心。
ほんとに、寂しがり屋で甘えん坊さんだなぁ。
『あの…A、今まで彼氏いた事なくて…どうやってやったらいいか分からなくて、。ごめんなさいっっ…』
恥ずかしそうにモジモジしながらそんなこと言うもんだから、つい可愛いなぁと思ってしまう。
Aは顔も童顔だし、背も小さいし、守ってあげたくなる感じ？
『…とりあえず、来る前に連絡して。玄関の前で泣いてたらビックリするからね』
『…はい！』
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なずな(プロフ) - 花鳥腐月さん» 感想を頂き、ありがとうございます！にやけが止まらないなんて、最高な感想を頂けて嬉しく思います。まだ続いていますので、ぜひご覧ください！本当にありがとうございます！ (2021年10月4日 22時) (
レス) id: ade25f83bc (このIDを非表示/違反報告)
花鳥腐月(プロフ) - あの、すみません。QKのタグをたまたま見つけてしまって検索してしまい興味本意でこの作品を見てしまったんですけど1、2話目からいきなりにやけが止まらんです……ありがとうございます……どうしちゃったんだろう…… (2021年10月4日 19時) (レス) @page2 id: ca02359df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈絆 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月7日 9時
