ねぇ、やらせてよ【孤爪研磨】

４６話。 ページ49

貴方side



・・・・・・あぁ、緊張する・・・！




今日は、一か月に一度の席替えの日・・・。




我がクラスはくじで席を決めるのがルールです。




なので、研磨の隣じゃなくなるかもしれない運命の日！




私友達少ないから・・・。




研磨「おれずっとここがいい。移動するのめんどくさい・・・」




貴「あはは・・・」




やっぱり研磨はそう言うと思ったよ！デジャヴだよ！




九重「僕はAちゃんの隣がいいな〜」




研磨「・・・チッ」




研磨が舌打ちした!!?なんかイライラしてる？




ついに全員がくじを引き終わったあと、黒板にどこの席か書かれた。




・・・あ、また一番後ろだ。隣は・・・？




研磨「あ、Aの隣だ・・・」




さっきのイライラは何処に行ったのか、ちょっと嬉しそうな顔をした研磨だった。




やった！研磨の隣・・・！なんか嬉しい。




九重「あ、Aちゃんと離れるのか〜」




研磨「・・・残念でしたぁー」




しかし、研磨と九重くんが席を移動するまで私を挟んで睨み合う光景が怖かったです。

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