ねぇ、やらせてよ【孤爪研磨】

３７話。 ページ40

貴方side



合宿が終わった次の日の朝、




今日は疲れを取るためか、朝練は休み。




だから今日は遅めに家を出た。




貴「おはよー」




教室に入ると右隣の席の研磨はまだ来てなかった。




・・・・・・・・・あれ。




何故か私の左隣に先週まで無かったはずの机が置いてあった。




転校生かなぁ。こんな時季に珍しい。




女子「A聞いて！今日転校生が来るんだって！」




貴「あ〜、だから机が隣にあるんだ！どんな人だろうね？」




女子「さぁ？可愛い女子って言う人もいれば、超イケメンって言う人もいるんだよね・・・




私は超イケメンがいいなぁ・・・ふふっ・・・」




ちょ、欲望ダダ漏れだよ・・・(汗




もしダサい男子だったらどうすんのさ←




私は女子でも男子でも仲良くできればそれでいいかなぁ。




研磨「おはよ、A」




研磨が眠そうに教室に入って来た。




貴「ねぇねぇ、今日転校生が来るんだって！」




研磨「えっ・・・転校生・・・」




何故か転校生という言葉に過剰に反応した研磨。




ついでに嫌な顔をして「帰りたい」と言って机に突っ伏した。




研磨、まだ学校に来たばかりだよ・・・




気が付くと学校のチャイムが鳴り、先生が教室に入って来た。




先生「えー、おほん・・・今日から新しい生徒が来ることになった。・・・入りなさい」




ガラっと教室の扉を開け、入って来たのは・・・




全女子「きゃぁぁぁ!!」




超絶イケメンな男の子でした。

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