ねぇ、やらせてよ【孤爪研磨】

３１話。 ページ34

貴方side



今日の練習が全て終わり、外が真っ暗になった頃、私達は及川先輩に集合させられました。




及川「…と、いうことで始まりましたぁ!! 【ドキッ☆合宿所での肝試し大会！】ぃぃぃ！いぇーぃ…………みんなっ盛り上がろうよ！？」




及川さんと4人の男子がテンションを上げて騒ぎ、




他の人達は面倒くさそうな人、顔が青くなってる人もいた。




岩泉「うっせ。肝試しつってもここ新しいんだから出るわけねーだろアホ」




岩泉先輩がダルそうに暴言を吐いた。




及川「別にいいでしょ！雰囲気だよ雰囲気！」




………何で肝試しなんですか……私ムリですよ!!




研磨「……もしかしてA、怖いのムリ？」




隣で話を聞いてた研磨が訪ねた。




貴「うん。ホラー駄目、絶対」




研磨「ふーん」




研磨は肝試しとか強そうだね…だってこの前ホラーゲームしてたの見たし…




及川先輩が話してたルールによると、くじで参加者を3組決めるらしい。




さらに参加者でくじを引いて、２人ペアを決めたあと、じゃんけんで順番を決めてスタート…らしい。




及川「じゃあ参加者決めよ♪赤い色が付いてたら参加決定！




あ、ちなみに俺は参加しません☆」




松川「はー？ふざけんなよー」




花巻「及川ずりぃ」




及川先輩は「別にいいでしょ!!及川さん泣く」と言い返して、




何処からか棒の入った箱を取り出し、みんなに棒を一本引かせた。




どうか当たりませんようにっ……！




恐る恐る棒の先を見ると……………………赤い文字で「残念☆君は参加者だよ☆」と書いてあった。




うわああぁぁ………今日寝れないな………そしてこの文字がイラッとする。




研磨「あ、A当たったんだ。




俺も当たったよ」




なんと！研磨も当たりのようなハズレを引いてしまった様で。




研磨「『ザマァww』って書いてあるのがイラッとする」




と、呟いた。




…………分かる、その気持ち。

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