ねぇ、やらせてよ【孤爪研磨】

１９話。 ページ20

研磨side



黒尾「おしっ、やるぜ！」




今から青葉城西ってとこと練習試合。




研磨「ん」




おれは何となく返事をしてコートの中に入った。




何か、この試合は負けたくないな。って思った。




多分、ここに来たとき、青城の主将がAと話してたからだと思う。




＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊



・・・青城、強い。




全然点差がつかない。




ローテーションの時、横眼でおれ達のベンチを見てみると




烏野の男の人と楽しそうに話すAが視界に入った。




・・・何話してるんだろ。




その時、ボールがおれの方に飛んできた。




やばい、ボーっとしてた




我に返った時にはもう遅く、トスを上げる方向を間違えた。




おれが上げたトスはコートから出て、Aの所に。




黒尾「っA危ねぇ!!」




クロが叫んだけど、Aはボールを避けられず、Aの顔に直撃した。




貴「っったい!!」




と、声を上げて床に倒れたA。




「「A！！？」」




どうしよう、Aが気絶した！




研磨「っA！！A！！」




こんなに焦ったのは初めてかもしれない。

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