38話!!かなでです!! ページ43
岩泉side
「…A、なのか…?」
「それ以外に誰かいるんですか、こーにぃ。」
そう恐る恐る訊ねた菅原に、笑顔で答えたA。
ご丁寧に、にぃ呼びというオプション付きでだ。
「A…ごめんな?お前のこと守れなくて。」
そういったのは夜久だ。
「おにぃちゃんたちはちゃんと守ってくれたよ。1回アッチの世界に取り込まれたのは私の意思。」
…は?
「A。…どういうことだ。」
自分でも吃驚するくらいの低い声が出た。
「…実は…。」
そう言って話し始めたAの口からポンポンと出てくる衝撃の新事実達。
それを聞いた瞬間、つい怒鳴ってしまった。
「巫山戯んな!!そんなんされても誰も喜ばねえべ!!!お前は独りじゃねえっていったべや!1人で完結して解決したような気になってんじゃねえよ!!残された側の気持ちも考えろ!!」
ちょっと言い過ぎたかと少し後悔したけど、Aは予想外の反応をした。
「…はーにぃ…。ありがと。」
ハニカミながら、感謝の言葉を発したのだ。
「皆も。心配かけてごめん。でもね、不謹慎かもしれないけど、私のことちゃんと思い出してくれて、心配してくれて、本気で怒鳴ってくれて、ありがとう。私、今すっごく幸せだよ。」
多分緊張の糸が切れたのだろう。
そう言うや否や、どさっと俺の胸に倒れ込むA。
規則正しい息が聞こえることから寝ているだけだろう。
…さて。
これからどうしようか。
「俺らの可愛い妹をあそこまで追い詰めた罰だ。」
「「なんでもいいけど私たちの存在忘れてたでしょ」」
「あ、音奏、凪。」
「「人をおまけみたいにいうのやめてもらって良いですかね?」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
| 壁 |д・)チラ
新作作りました
三次元でやっくん大好きな女の子がなんかの手違いでハイキューの世界に来ちゃった話
タイトル通りです。
よろしければ是非見てやってください。
39話!はなみゃーちゃんです!←電車で更新してるなう←←→←37話!はなみゃーです!主人公3人組side!
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はなみゃー x他1人 | 作者ホームページ:http://repure
作成日時:2017年3月18日 17時