【ハイキュー!!】お家に帰してください！！【ギャグホラー】 (ページ39)

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34話！！かなでです！最近更新がサクサク進んでて楽しいです。ページ39

夜久side

音奏が誰かと一緒に入った保健室に慌てて駆け寄る最中。
異空間の異形等が一気に全停止した。

｢今…何が起きた…？｣

そう何の変哲もない保健室の前で呟いたのは岩泉だ。
保健室の中には誰もいない。

｢…また間に合わなかったのか…？｣

そう呟いた俺は自分の発言にハッと目を見開いた。

またってなんだ…？
前にもあったのか？こんなことが２度も？？
そもそもこんな体験して忘れるか…？

でも判断するには早すぎるんだよなぁ…。

…あれ？？
なんで俺らこの場所がすぐにわかったんだ？？
赤黒い液体でプレートは読めない位汚れてるのになんで駆け寄る前にここが保健室だとわかった？？

考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ。
頭を動かせ。

思いっきり深呼吸をして新鮮な酸素を脳に回す。

今…トサカが脳をよぎった。
おい黒尾。
思考の中までも俺を邪魔するな。

そうして俺は思い出した。

何故忘れていられたのだろう。
大事な人。忘れたくなかった人。

それを忘れていた事すら忘れてたとか…。

俺、最低だ。

あんなにおにぃちゃんって慕ってくれてた可愛い妹。

大好きだった。

…あれ。
なんで。
涙が溢れて止まらない。

いきなりポロポロと涙を流し始めた俺に気がついたスガくんはめっちゃギョッとして声を上げた。

｢え！！？やっくんどうした！！！？？｣

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はい。
はなねぇにパス。