31話!はなみゃー!です!とりま、勉強爆ぜろ← ページ36
音奏side
嘘だと思った。
でも確かだった。
Aはどこ……??
岩ちゃん先輩に聞いても、
『A?誰だ?それ?音奏の友達?』
とか、
……岩ちゃん先輩だけじゃない。
あれほどAのことが好きだった
スガ先輩、やっくん先輩、もにー先輩、えーた先輩、赤葦、国見くん、月島、二口、白布、孤爪…………
みんな忘れてた…
その時、私のケータイが【あの状態】になった。
.
なんで?
なんでよ………
凪side
あの少年が、Aのことをお姉ちゃんと呼んだ瞬間、
Aはおかしくなった。
戻ってきたのはいい。
でもさ、
これはあんまりじゃない?
「(どうして、みんな覚えてないの…?)」
あんなに支えてもらって…
あんなに助けられて…
みんなで喜びを分かちあってた…
あぁ、
忘れただけなら良かったのに…
たとえ、部員が忘れても、あんたが私らの事忘れても…
私は…
私らは絶対忘れない……!!!
Aを助けるんだ!
って思えたのに………
どうしてよ…
音奏のメールですぐ分かった。
どうして…!
.
.
.
.
.
『どうして、あんたがそっちにいるの…A!!!』
私らの目からは大粒の滴が止むことなく流れてる。
それでも、私らの必死の叫びは
【???よくわからないこと言わないで?さぁ、楽しい楽しいshow time……よ?】
『ふざけんな!音奏も凪も!俺らが守る!!』
届かなかったんだ。みんなに、
Aに
違うよ。
私らじゃないんだ。
助けるべきなのは、
私らが助けなきゃいけないのは、
.
.
.
『絶対助けるから…待ってて、A…!!』
【Aの方だ】
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作者名:はなみゃー x他1人 | 作者ホームページ:http://repure
作成日時:2017年3月18日 17時