【ハイキュー!!】お家に帰してください！！【ギャグホラー】 (ページ13)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:5,437 hit

茂庭｢吊し上げ｣｢物騒！！！！｣｢もういいよ次行こ次｣｢次誰？｣赤葦｢あ、俺です｣レープレに押し付けられたので第10話はかなでです！！ページ13

side 夜久衛輔

菅くんに抱き着いてえぐえぐと泣くAを見て、事の重さを改めて思い知らされた。
よっぽど無理をさせてたんだろうなと考えて痛んだ心を隠すようにAの背中を一定のリズムでとんとんと叩く。

皆で菅くんとAを囲ってごめん、とか、もう大丈夫だよ、とかって声を掛けて皆でAの頭を優しく撫でた。

試しに出来心で

｢A。おいで。｣

って手を広げて自分でもびっくりするくらいの優しい笑顔を浮かべたら

｢…行く。｣

って言って菅くんから離れちゃってほんとびっくりした。
菅くん。視線超痛い。
今なら菅くん視線で人殺せるんじゃない？まあその場合被害者は間違いなく俺なんだけど。

そっと抱き着いて来たAの背中に片手を回し、もう片方の手でまた頭を撫でる。

｢A。よく頑張ったな。偉いぞー。もう1人にしないから。もう大丈夫だよ。｣

そんな言葉と一緒に。

ふと1歩引いたところに遠慮がちに立っている赤葦に声を掛けて近くに呼ぶ。

｢言いたい事とかあるんだったら今の内に言っちゃいな。｣

｢ありがとうございます｣

そう言ってAに向き直る。

｢Aごめん。ほんとにごめんね。｣

堰を切ったように零れだした”ごめん”は留まることなく溢れていく。

｢京治。私、気にしてないよ？確かにここすっごく怖かったけど、もうみんながいるもん。｣
｢それに怪我とかもしてないから。だから。｣

泣かないで。

その言葉に驚いたように顔をあげた赤葦。

｢俺、泣いてないよ？｣

｢心が、だよ｣

そう言ってふふっと笑ったA。
いつも通り、とまではいかないが少しは元気を取り戻せたようだった。

｢よし。じゃあそろそろ動き始めよっか！｣

｢そうだな。Aもう大丈夫か？｣

｢もう大丈夫です！岩泉先輩ありがとうございます。｣
｢皆さんも。ありがとうございました。｣

そう言ってへらっと笑った顔に少しほっとした。

じゃあ手始めにそこの教室から行こっか。
そう言って菅くんが教室のドアを開けた瞬間。

音奏が倒れているのが目に入った。

｢｢｢｢｢音奏！！！！｣｣｣｣｣

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

安定のやっくん。おかんず大好きです。

ほんとは1人1人にぎゅっとさせたかったけど！！！

ハイキュー尊いわ…。