俺の隣 ページ10
【1話完結】
なんで。
なんでなの。
涼太「二人だと康二はカッコいいですよ。」
康二「舘さん、、！」
なんでお前の隣が俺じゃないの。
世間も番組も
みんな俺の味方だと思ってたのに。
二人のレギュラー番組、ロケ、
雑誌、フォーメーション…
俺の醜い心をみんな救ってくれるんだと思ってた。
�犢�二の隣はいつも俺��
という
あまりにも身勝手な欲を。
康二「なぁ、何か怒っとる？」
怒ってるよ。
でもお前にじゃない。
康二「何かしてもうたなら謝るから…やから無視しやんでよ…？」
隠さなきゃいけない想いなのに
自分でコントロールも出来なくて
お前を困らせて気を惹くことでしか
自分の傍に置いておけない
そんな自分に。
康二「…なぁ、どしたん。聞くで？」
言えねぇよな、こんなの。
お前のことが好きで狂いそうだなんて
そんなこと、さ。
康二「……やから、泣かないでや。」
あー、俺、泣いてんだ。
こんなんで？
阿呆じゃん。
康二「よしよし、うん、頑張ったな？」
そう思いながらも
あったかい康二の胸の中で
その匂いを、声を感じたら
単純な俺はすぐ笑顔になっちゃうから。
康二「んふ、笑ったー！笑ってた方がイケメンやで！」
同じグループになったとき、
それはそれは嬉しくて
運命だなんて思ってたけど
メンバーになる限り
それは�爛瓮鵐弌辞瓩鯆兇┐蕕譴覆い�
決まっているようなもので。
仲良くなりすぎた友達同士、
その先に進めなくなったみたいに。
俺が今いる位置は
どうにもこうにも変えらんない。
康二「あ、せやけど、無理して笑うんやないで？」
だから、
�爛瓮鵐弌爾里�前の隣��
を守るしかないんだ。
蓮「いつもありがとな、康二。」
お前が駆け込む先も
いつか
俺だけにしてやるから、
…今はまだ。
fin.
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作者名：Nayuyu
| 作成日時：2021年9月23日 10時
