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#40 ページ43

蓮「おじゃましまーす。」





何が起きてこうなったんやっけ。

家の前でよかったはずやのに
ここまで来て門前払い?
なんて言われたら

……お茶でも、
ってなってまうやんか。


もう、このたった数十分の時間が濃すぎて
元々なにしとったんかわからなくなってしもた。





康二「どうぞ、………あっ、」

蓮「え?」

康二「ま、待って?ちょ、後ろ向いて?一瞬、一瞬だけでええから、」

蓮「いやなんで?」

康二「なんでも!!そのままやで?ちょっとだけ、そのまま、」





あかん、今日掃除しとらんやん!!

急いでたから部屋もぐちゃぐちゃやし
ほんま、こんな日に限って………

なんて脳内で今朝の自分を叱りながら
見せられる程度に、ささっと片付けをした。





康二「今日朝掃除できひんくて、ごめん、」

蓮「いやめっちゃ綺麗だけど。ってか、毎朝掃除してんの?」

康二「おん。おれがやらな、家中ホコリだらけやもん。」





きっと、目黒くんのように
普通の家庭で育ってたら
そんなの想像もできひんのやろな。





康二「腐ってまうからこれ冷蔵庫入れちゃうな?お茶持ってくから、座っとって?」

蓮「…ごめんね、体調悪いのに。」

康二「むしろここまで送ってくれてありがとうな。」





そう言って、お茶を用意する。

リビングのソファに座る目黒くんの後ろ姿を見て
誰がこんなこと想像できたやろって不思議な気分になる。

なんかお菓子あったかな?って探し始めたとき、
ふと、目眩がしてしもて、





康二「っ、」

蓮「康二くん?……どうした、大丈夫?」

康二「ちょっと、目眩、しただけやから、」

蓮「だからそれは大丈夫じゃないの。部屋どこ?」

康二「……っ、」





次の瞬間には
目黒くんに、いわゆるお姫様抱っこをされとった。

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Nayuyu(プロフ) - 友里花さん» 私の作品は基本的に夢主はでてきません(_ _)お求めでなかったら申し訳ございません! (6月9日 21時) (レス) id: a3bd3a5d12 (このIDを非表示/違反報告)
友里花(プロフ) - この話って男主ってでてこないんですか? (6月8日 22時) (レス) @page6 id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuyu(プロフ) - ひなりさん» わぁぁありがとうございます!申し訳ございません!!! (6月1日 8時) (レス) id: a3bd3a5d12 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - #12あたりの阿部亮平の亮平が良平になってます💦 (5月30日 23時) (レス) @page16 id: 5c034f8197 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nayuyu | 作成日時:2023年5月24日 23時

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