#17 ページ19
蓮「…はぁ……、」
昨日は次の約束ができて
少しだけ浮かれてたけど
よく考えたら朝に図書館まで行かなくたって
電車一緒じゃね？
それは
遠回しに昨日みたいな
�牋貊錣膨務忰瓩砲覆襪里�嫌って言われてるってこと？
蓮「……阿呆くさ。」
だからなんだよ。
別に
どうでもよくね。
なんて頭では言うのに
電車を待つホームで俺は無駄に心拍数をあげてた。
蓮「…電車、変えられてたらどうしよう。」
＿電車が参ります…
この寂れた駅のホームに入ってきた電車、
いつもの号車、いつもの席。
蓮「…っ、」
向かい側だからいつも見えるはずなのに
そこにあの人の姿はなくて。
次？１本次ならいる？
それとももう先に行ってる？
…てか
それが何？
焦る気持ちと
不思議にも冷静に眺めるような気持ちが
入り交じってその場から動けなかった。
＿ドアが閉まります…
ごめんなさい、
昨日に引き続き
また部活に遅れます。
１本逃したら
もう20分も電車が来ないことくらいよくわかってたのに。
康二「…なぁ、目黒さんっ、！」
蓮「………え？」
康二「え？やないよ、なんで乗らへんねん！」
蓮「え、」
康二「あ……ごめ、ごめんなさい…っ、」
え？
この人向井康二だよね？
え、なんでこの駅にいるの？
そんなハテナマークいっぱいの俺に気づいたのか
ポツリポツリと話はじめた。
康二「…いつも、この駅で乗ってくるから…そしたら絵、見せようかなって思って。いつも目黒さんが座ってる方に、座ってたんやけど…あ、えと、絵、昨日話したやつ…覚えて、ますか？」
あぁ…そういうこと、
今日はこっち側に座ってたんだね。
覚えてますか？だって。
覚えてるどころか
こっちこそ
忘れられてるんじゃないかって
忘れるならまだしも
意図的になかったことにされてたらって
何かわかんないけどずっとぐるぐるしてて。
でもそんなこと
恐れるように上目遣いしてるこの人には
１ミリだって気づかれてないんだろうし
１ミリだって気づかれちゃいけないと思った。
蓮「…うん、もちろん、覚えてるよ。俺が言ったんじゃん。」
康二「よかった、忘れられてなくて、…へへ、」
遠くの方で
サイレンが鳴っていた。
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Nayuyu(プロフ) - 友里花さん» 私の作品は基本的に夢主はでてきません(_ _)お求めでなかったら申し訳ございません！ (6月9日 21時) (
レス) id: a3bd3a5d12 (このIDを非表示/違反報告)
友里花(プロフ) - この話って男主ってでてこないんですか？ (6月8日 22時) (レス) @page6 id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuyu(プロフ) - ひなりさん» わぁぁありがとうございます！申し訳ございません！！！ (6月1日 8時) (レス) id: a3bd3a5d12 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - #12あたりの阿部亮平の亮平が良平になってます💦 (5月30日 23時) (レス) @page16 id: 5c034f8197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nayuyu
| 作成日時：2023年5月24日 23時
