My way -ストレリチア- (ページ32)

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31st way ページ32

ジャニーさん、滝沢くん、私の3人きりの部屋で言われた言葉は、

「You、本当にやりたいことはできているか？

YouをSnowManとSixTONESから脱退させる」

この言葉に私は大号泣した。

SnowManとして、SixTONESとして、そして女優として誇りを持って仕事をしていた。しかし、そんな中、私の心と体は限界を迎えていた。

全ての活動が中途半端になっていると感じていた。

文化とはいえ、女子として参加できない仕事があった。全て完璧な状態で参加出来ず、迷惑をかけていた。それに、一定数アンチがあったのも事実だ。

そして隠し続けていた私の思いにジャニーさんは気づいていた。

そのお話はまた夢が叶ったときに話そうかな

ジャニーさんからはSixTONESとSnowManが1年内にデビューする可能性があることも告げられた。

デビューしたら双方の仕事が増え、諦めなければならない仕事も今以上に増えることは私にも簡単に想像できた。デビューしたらその先何十年も続ける覚悟がいる、中途半端な状態続けることは私のプライドが許さなかった。

そんな経緯で私の脱退は決まった。

しかし、メンバー、ファンの皆に告げることによって残り何日という期間を意識されるのが嫌だった私は、脱退発表日と指定した5月2日以降のコンサートは「別仕事があるため参加しない」と言った。脱退前の1年は多数の仕事が重なる事によって私が不在の仕事がいくつかあったため、メンバーに勘づかれることは無かった。

そして迎えた5月2日、私はYouTube生配信で脱退を発表、理由を明かさないまま翌日渡米、語学学校に通いながら入学試験となる面接を受け、9月から今の演劇学校に通っている。

7月、ジャニーさんが亡くなった際も帰国しなかった。お葬式に出るために帰国してしまったら、入学試験を受けれなかった。それに皆に会って意志がゆらぐなんてこと、ジャニーさんが望んでるとは思えなかった。いつでもジャニーさんは私の心の中にいた。