ランドールとヤンデレ少女の恋 (ページ12)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:43,543 hit

第十一話(ランドール目線) ページ12

A「じゃあね、ランドール。また明日…！」

Aは俺の顔色を窺いながら別れの挨拶を告げる。

ランドール「おう、また明日な」

Aに心配かけてしまってるな…
どうしても、昔の事を思い出すと色々な感情が混ざりあっておかしくなってしまう。
治さないといけないとわかっている。
でもそれができれば苦労はしない。

ランドール「はぁ…」

ほんと、自分が嫌になる。
俺はいつまでたっても一番にはなれないんだ。
悔しいが、サリーを越したことは一度もない。
越したとしても、すぐに抜かれてしまう。

家に着いて、ケータイを覗いてみる。

(新着メール一件)

誰からだろう？とメールを開いてみる

A『今日はお疲れ様！また明日も頑張ろうね！』

ランドール「Aからか…」

あいつ、意外とマメなんだな。

A『ランドールは、Aの中ではずーっと一番だよ。大好きだよ！』

ランドール「！？」

こいつは、俺の気持ちを理解してくれているのか。
「一番」という言葉を見て、俺は泣きかけてしまった。
今まで、そんなことを言われたことはなかった。
社長も、会社のみんなも、俺の事をＮｏ．2としか認識していない。
誰も認めてくれなかった。
でも、こいつは違う。
…少し期待してもいいのだろうか。

ランドール『ありがとう。迷惑かけてごめんな。また明日。』

俺は気持ちを悟られないよう簡潔に返信する。
すると、すぐ返信が帰ってきた。

A『迷惑なんかじゃないよ！Aが好きでしてることだもんっ♪今日はゆっくり休んでね！おやすみ～♡♡』

ランドール『あぁ、おやすみ』

今日は早く寝よう。
自分のためにも、Aのためにも。