【ミカグラ学園組曲】革命トワイライト【ビミィ】

茶番ですね　69 ページ21

「夏休みねぇ……俺は自由に過ごすかなー？」


赤間くんの言葉に耳を疑った。

赤間くんって自由なの……？確か血液型A型じゃなかったっけ……？

A型って几帳面じゃなかったっけ……？

頭の中ではてなを出しながら考えていると、エルナちゃんは私にきらきらと視線を向けてきた。


「先生は、なにするの？！遊ぶ？！漫画喫茶行く？！私たちの部室くる？！」

「漫画喫茶ってあるんですか……？藤白の頭の中ではそんなのなかった気がするんですがっ」


エルナちゃんの私への質問に対し、おとねちゃんがツッコミを入れていたのが面白かった。

おとねちゃんってツッコミ役なの……？ボケ役なの……？


「先生って言うくらいだから、夏休みも仕事？」

赤間くんが不思議そうに聞いてくる。

確か、そこまで予定は入っていなかった筈。その事について夏休みは私もエンジョイできるよー！！と喜んでいた気がする。

「そんなにないから遊べちゃうのだよ！！やっほーい！」

「本当？！じゃあじゃあ夏休み、皆で遊園地とか買い物とかプールとかー！！行こうよー！！」

エルナちゃんはさらに私の方に顔を近づけ、目を輝かせながら夏休みの遊びを誘ってきた。

最近よく思うけど、この学園って先生と生徒っていう関係が微塵もないよね。

皆、容赦なくタメ口で話し掛けてくるよね。


「あ、でもでもー！その前に二人は対抗戦だっけ？ねえねえビミィ！！そこ変わってよ！なんとかして変わって？！夏休み前に先生と私のラブストーリをしなければっ！！」


涎を垂らしながら早口で喋るエルナちゃん。エルナちゃんには申し訳ないが、不審者に見えてしまって仕方がない。


「多分、エルナがAと戦っても今のままじゃ瞬殺されるだろうな。審判すらいらないと思うぜ。ただアイテムがあれば別だろうけど」


何気なく無表情でなんかすごい発言をするビミィ。

なんで皆対抗戦の話ばかりするのだろうか。


「そういえば、赤間くんこの間期待値入れてたよね？あれってどのくらい捧げたの？どのくらいお空へぱーになったの？」


そう言いながら人差し指と親指で丸を作るエルナちゃん。

そしてお空へぱーってなんだろうか。空に向けて手のひらを向けるのだろうか。

そして捧げるってなんだろうか。神にでも捧げたのだろうか。なにかお返しでも届くのだろうか。郵便受けにでも入っているのだろうか。


「まず一宮ちゃん、手でお金のポーズをとりながら話すのは止めようか？俺が泣きたくなるんだけど？！」

皆さんどんなときが幸せですか　70→←夏ももうすぐです　68

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

ビミィのハンカチ(もしくは花柄のハンカチ)

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキー人物

赤間遊兎

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す