Dangerous Gamble__ 2

gambler 59 ページ25

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隆弘side





　




弱々しく肩を落とすA。




　




なにかあったのかなんて一目瞭然のこと。




　




　


リビングのソファーに横並びで沈黙が続いてしまう。



　




　



隆「ねぇA。





　




　


　キスして…？」




　




　



相変わらずというのか雄の本能がうずき出す。





　

　




　




「はぇっ…//ちょっ//」



　




恥ずかしがるのも計算内。




　



　

　

隆「ねーぇー？まだあ？」




　




少し彼女を促すようにおねだりしてみる。







　




　


まるで、





　




おやつを求める飼い犬のように。

　






　



もちろん、促しつつちゃんと”待て”と”お座り”もして。



　
















そんなのどさくさに紛れた訳じゃない。




　




　


れっきとした俺へのご褒美にしかない。




　




　


うつむいたままだったAの、






　






　


細く小さく華奢な手が



　



　



　





　



俺の頬にそっと優しく添えられる。





　





　



　


身長差のせいか、うつむいていた顔が





　




　



　






　


すくいあげるような動きで







　





　

　




　



俺の唇を射止めた。






　






　



　



目を閉じて、頬をこゆかせるAが





　




　


愛しすぎるほど。






　




　


愛しくてたまらない。






　





　


オスが雄になったところを体感させてやる。




　
　



　




　



ぶつ切りの理性の俺は





　




　



俺の頬に添えられた小さな手を上から握り、




　




　



もらったキスに被せて何度も味わう。





　



　



甘くて





　




でも少し酸っぱくて。




　




久々に重ねた愛のあるAの味がした。



　


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