僕が傷口になるよ〜PSYCHO-PASS〜

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送られてきた彼女の資料を見る





名前は、、縢 A


2096年12月3日生まれ

O型



霜月さんと生まれ年は同じ…
と言っても霜月さんは確か2月生まれだったから
学年は霜月さんの1つ下ね



資料の写真の女の子は、黒髪で二つ結びをしていた

縢くんにそっくりって訳ではないけど
面影のようなものを感じる






宜野座さんや六合塚さんとの交流があると言っていたけど、縢くんが会わせたのかしら

あの人も会ったことがあるのか…？









資料を閉じて仕事場に戻る


霜月さんや須郷さん、雛河くんにはどう説明するべきだろう

霜月さんなんかは槙島聖護の事件についての概要は知ってそうだけど









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｢そういえば常守監視官、縢の妹が執行官として来るんだろ？｣


｢えっ、宜野座さん知ってたんですか？｣





いつ話をしようかと考えながら、昨日の事件の報告書をまとめていた時
宜野座さんが突然切り出してきた





｢Aちゃんでしょう？縢くんがいなくなってから会ってないけれど…まさかこんな形でまた会うとは思わなかった｣


｢六合塚さんも知ってたんですか…なんて話切り出すか悩んでた私が馬鹿らしいです｣


｢唐之杜の情報だよ。たぶん常守が知るより前に聞いたな｣


｢あの、縢…？って槙島事件で失踪した元執行官の人ですか？｣


｢そうか、霜月さん達は詳しく知らないものね｣


｢私は一応資料に目を通しましたけど。要するに逃亡した執行官でしょう？
そんな人の妹を執行官にして大丈夫なんですか？｣


｢逃亡なんて言い方するなよ霜月監視官。あいつはそんなやつじゃないし、あいつの妹もそんなやつじゃない。それにシビュラが適性だと判断したんだから問題はないはずだ｣


｢宜野座さんの意見なんて聞いてません｣





はぁとため息をつく宜野座さん







霜月さんが一係に来て3年ほど経とうとしていて、前に比べれば丸くなってくれたものの
未だに少し棘がある

六合塚さんとは良くしてるみたいだからよかったけど
宜野座さんとももう少し仲良くしてほしいものだ









｢あの……その新しい執行官…いつ来る？｣


｢雛河さん、明日には準備が済むようだしこの通り人手不足だから3日以内には一緒に働いてもらうと思うよ。そうだ、席どこにしようか｣


｢場所的には雛河か須郷の隣だろう｣


｢そうですね、じゃあ雛河くんの隣にしてもらおうかな｣


｢えっっ、ぼ、ぼく？｣









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