妖怪の世界の恋物語【三神エンマ】 (ページ20)

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【69】真珠のように輝いて【エンマ大王×時空神】ページ20

エンマSide

肌は普通の人とは全く違っていて、白く、雪のようだ。

そんな肌の持ち主である時空神にすっかり惚れてしまったのは俺。

異世界の俺なんだけどな…。

あいつを一言で表すなら、真珠だろう。

………今度、俺の離宮に呼んでみようかな。

と、言うわけで。

早速呼んでみた。

時空神はあっさり承諾してくれた。

…今から何されるのかも知らずに。

時空神「お邪魔するぞ…」

「やっと来たか」

時空神を自分の部屋に招き入れる。

時空神「…で、用ってなんだ？」

「あぁ…それなんだが…。

実は俺、好きな奴がいるんだ」

時空神「好きな奴？」

首をかしげる時空神。

「あぁ。それを誰かが当ててみろ。この状態でな」

時空神「ちょ……待て……」

時空神を後ろから優しく抱きしめる。

「当てたら、外してやってもいいが？」

時空神「…この状態で当てるのか」

「あぁそうだ」

時空神ははぁ…とため息をついたのち、いろんな奴の名前を出して言った。

「違う」

時空神「…もう思いつかない」

「じゃあ大ヒント。俺の近くにいる」

さすがにこのヒントを出したら、わかるだろう。

時空神「…まさかとは思うが、俺…？」

「正解」

手を外す。

時空神「……」

時空神は何も言わなくなった。

「…俺はお前が好きなんだぜ？」

耳元で囁き、首筋に口をつけた。