【銀魂】キャバ嬢に恋した銀時くん

7.残念なイケメン現る ページ8

「で、何でいるの？」

「いや気付くの遅くない！？もうかれこれ30分くらいここにいるよね俺！」





銀ちゃん達がご飯を食べている間
黙ってお酒を飲んでいた桂さん。

銀ちゃんのお友達。


もちろんこの人の分のオムライスはありません。
だって来るの知らなかったもん。





「A殿、俺はそばがいい」

「てめェ！何Aにリクエストしてんだよ！！」

「あ、出前でいい？」

「貴様！俺がスカウトしてやった事を忘れたというのか！！」









“ちょっとお姉さん。ここで働かない？君ならNo.1になれるよー！”




たまたまスカウトのバイトをしてた桂さんに
そう言われて私はこの世界に入ったんだっけ。

忘れてた。


今じゃ頭のおかしい攘夷浪士って
イメージしかなかったから。


てか普通、指名手配犯が
こんなに堂々と飲みに来る？

個室に入るなら別だけど。





「まぁいい。俺は用があってここへ来たのだからな」

「ちょっとは攘夷活動しろヨ」

「リーダー、俺が暇だからここへ来たとでも？」

「違うアルか？」





いつになく真剣に話す桂さん。


まさか本当に何かしたの！？
穏健派は嘘だったの！？





「実はだな、ここへ来る前に真選組屯所へ寄ってきた」





標的は真選組！？
総悟くんや土方さんは無事なの！？





「そして全てのパトカーのシートを水浸しにしてやったわ！」

「「……」」

「見回りに行こうとパトカーに乗って座ったらズボンを通過してパンツがびしょ濡れ！着替えたところでシートは濡れたまま！つまり乾くまでお尻を浮かしてなければならない」

「「……」」

「その状況下でどうやって物事を冷静に判断できようぞ！ブハハハハハ！！」








.








.







「あ、もしもし総悟くん？今お店にかつ…」

「ちょっと待ってェェェェ！！」

8.天パと愉快な仲間達→←6.依頼料と言う名の…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す