【銀魂】キャバ嬢に恋した銀時くん

26.マインドコントロール ページ27

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すべて奴の計算通りだった。


あの日、奴に会った事を口外していたとしても
私はたぶん殺されなかっただろう。

口が堅いかどうか、ただ試されただけ。



私の性格を知り
さりげなく素性を探り


″こいつは使える″


そう思ったのだろう。



卑怯な私は助けられたと勘違いし
臆病な私はいとも簡単に操られ

奴の道具へと成り果てた。
奴の駒として…



そう思ってたのに、やっぱり奴も男だった。


結局は私の体が目当てだったんだろうか。

体を求めてくる人はたくさんいるけど
こんなにタチの悪いのは初めてだ。



だけど100%、奴が悪いと
思えない自分に腹が立ってしまう。


自分が弱いからこうなってしまった。

経緯はどうであれ
抱かれる事に同意してしまったのも事実。


本当に情けない。




もうやる事もやったんだし
ポイ捨てしてくれないかな…

私が歯向かうと何されるか分かんないし。


噂になってもいいし
誰に何て思われてもいいから

早く楽になりたい。







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「店長、風邪引いてしまったんで少し休ませてください」





仕事行く気にもならないや。
一応元気が取り柄だったのに。


案外重症みたいです、私。

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