【銀魂】キャバ嬢に恋した銀時くん

2.もふもふ頭の常連客 ページ3

もう一人のお客は
やはりチェックが出ていたので
会計を済ませお見送りをした。


それから少し化粧を直し
銀ちゃんの卓に戻った。





「ほんとに早かったな」

「だから言ったじゃん！」





お客さんと何度か会うと
その人の行動パターンは何となく分かってきて

絶対に終電で帰る人
アフター狙いで遅がけに来る人など様々だ。


銀ちゃんは…気まぐれかな。





「お前今日アフターは？」

「ないよ」

「じゃあ飯行く？」

「行く行く！」





と、こんな感じでタイミングが合えば
終わってからご飯を食べに行ったり
たまに飲みに行ったりもしていた。


これがいわゆるアフター。

それが目的の人も結構多くて、
でも銀ちゃんはしつこく誘ってはこない。




閉店時間も近くなり





「お願いしまーす。いちご牛乳2つ」





と、ボーイを呼んで
私達の大好物を注文した。


店を出る前これを飲むのが私達の日課だ。







＊＊＊






「何食いたい？」

「何でもいいよー。銀ちゃんに任す」





まっ、結局いつもと同じ
屋台のラーメンなんだけど。


完全にオヤジだな、こりゃ。





「ところで例のストーカー野郎はどうだ？」

「……本当にあれからピタっとなくなったよ」

「俺のこと彼氏だと思って諦めたんじゃね？」

「ははっ、そうかもしれないね」





近況報告や他愛もない話をしていると
ラーメンが出来上がったようだ。


やっぱり締めはラーメンに限るよ、うん。





「オヤジくせェ。食い過ぎるとデブるぞ」

「キャバ嬢なんてみんなオヤジみたいな感じだから！」





お酒を飲むと胃が麻痺してしまうんだよね。

ダイエットは明日から！
なんて言ってみたり。


そういや私、2kg太ったんだった…





「ごちそーさん」

「ご馳走さま、銀ちゃん！」

「おう」





そして、家まで送ってもらって別れた。

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