93.取り合いはまだ先の話 ページ46
〜沖田Side〜
「総悟、ちゃんと話したのか」
「言われなくてもしましたよ。まったく土方さんのクセに余計な真似を」
「クセにって何だよ!!」
だが今回だけは感謝するぜ、土方さん。
絶対口には出さねェけどな。
「しかし厄介な事になりやがったな。夜兎族最強の男と人類最強の男が一人の女を取り合うとはなァ」
「土方さん、俺ァいつから人類最強になったんでィ。それァどっかの巨人相手にしてる兵長でさァ」
「人種の最強と組織の最強じゃ釣り合いが合わねェだろ」
そんなんどっちでもいいだろうが。
タイトルがそれなんだし。
「作者の奴、絶対ミスったとか思ってるぞ。タイトル、春雨最強と真選組最強にしときゃよかったってな」
「なーに、心配いりやせんよ。俺がその人種最強と引けを取らなけりゃ済む話でさァ。そうなりゃ俺の方が際立つってもんよ」
強さもAを想う気持ちもなァ。
.
〜神威Side〜
「そろそろ祭りの準備でもするか」
「祭り?」
「あぁ。てめェの夜兎とやらの血も騒ぐだろうよ」
シンスケはニヤリと不気味に笑った。
「何それ?楽しそうだね」
「だが言った通り、ちと準備が必要でな。それをお前ら春雨にやってもらう」
そして説明を聞いた。
気の遠くなる話だな…
俺は今すぐにでも暴れたいのに。
「そっちは何するの?」
「実験…といったところか」
すると部屋の扉がコンコンと鳴った。
「入れ」
シンスケがそう言うと
入ってきたのは河上万斉。
「これで全部か?」
「試すにはじゅうぶんな量でござろう」
河上が持ってきたのは
ただの缶が数個。
「使いモノになればいいがな。コレも、あの男も」
「シンスケ、別に俺は江戸や地球がどうなってもいいけど、Aにだけは手を出さないでね。傷一つでもつけたら…その時は殺すよ?」
「フッ。上等じゃねェか」
Aと戦っていいのは俺だけ。
とは言っても
もう戦うのやめたんだっけ…
俺とあのお巡りがやり合うのは
まだまだ先になりそうだ。
.
そして俺はAが牙刃隊という組織の
隊長であることをまだ知らなかった。
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モモ - この作品とっても面白いです!!!沖田と神威、最高です!!! (2015年8月31日 13時) (レス) id: 0593e0ea3b (このIDを非表示/違反報告)
春花 - 沖田きゅん格好いい!私いつもドSだけど、うん。沖田きゅんのためならドMになってもいいッ!!!!!! (2015年6月21日 10時) (レス) id: 0495e26250 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - やけマヨw マヨリーンハーフw三角関係で泣いたのにこの落差wwやっぱこの小説大好きです!思わず2コメしちゃいました! (2015年6月5日 5時) (携帯から) (レス) id: 3b8b7e5795 (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - 続編おめでとうございます! 何度読んでも面白いです♪これからも更新頑張ってください!! (2015年5月11日 20時) (レス) id: bf0a57686e (このIDを非表示/違反報告)
サユ - 続編おめでとデスゥー! これからも頑張って下さい★☆ (2015年5月6日 14時) (レス) id: 20acbef3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なさん | 作成日時:2015年5月3日 7時