92.私の心とは裏腹に ページ45
確かに沖田に心を許しては
いるかもしれない。
でも何て言うか
神威に対する感情とは少し違うような…
でも何が違うのか今は分からない。
「で、何て言われたの?沖田くんに」
結局興味あんのかよ!!
「……神威から私を奪ってやらァって」
「…」
銀ちゃん…
黙ってないで何とか言ってよ。
こっちが恥ずかしいって。
「それ…」
「…」
「宣戦布告じゃねェか。神楽の兄貴への」
言われてみればそうだ。
「告白っつーから、あのドSがどんな甘い言葉を囁いたのかと思えば…」
「そういや、別に好きとか言われてない…」
「まぁ、告白にゃ変わりねェが…あいつらしいっちゃあいつらしいかもな」
フッと笑って銀ちゃんはそのまま歩く。
私はそれ以上は何も言わなかった。
神威を忘れるのが先なのか
もしかすると沖田を好きになるのが先なのか
そのどっちでもないのか…
きっと、時間が解決してくれる。
私は今まで通りに過ごそう。
***
「あっ、おかえりー!」
「Aさん、逮捕って何やらかしたんですか?」
2人も私が逮捕されたのを知ってたみたい。
「土方イジメ」
「あんな税金ドロボー、もっといじめるヨロシ!」
「何言ってんの神楽ちゃん。しかも警察が警察いじめて逮捕ってワケ分かんないですよ」
呆れてため息をつく新八くん。
「よーし。今日は焼肉でも食いに行くか!」
「銀ちゃん太っ腹アル!!」
「ちょっと待て」
私は住まわせてもらってる代わりに
京の件の報酬をいくらか銀ちゃんに渡して
でもそれもそろそろ尽きてきたって
前に言ってたから…
「私のお金使う気だろ!!」
「そう細けェこと言うなよ。ここ最近、俺達に迷惑と心配かけた罰だ」
「クソぉ…!!」
負けた。
そして今日も万事屋は平和だ。
467人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモ - この作品とっても面白いです!!!沖田と神威、最高です!!! (2015年8月31日 13時) (レス) id: 0593e0ea3b (このIDを非表示/違反報告)
春花 - 沖田きゅん格好いい!私いつもドSだけど、うん。沖田きゅんのためならドMになってもいいッ!!!!!! (2015年6月21日 10時) (レス) id: 0495e26250 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - やけマヨw マヨリーンハーフw三角関係で泣いたのにこの落差wwやっぱこの小説大好きです!思わず2コメしちゃいました! (2015年6月5日 5時) (携帯から) (レス) id: 3b8b7e5795 (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - 続編おめでとうございます! 何度読んでも面白いです♪これからも更新頑張ってください!! (2015年5月11日 20時) (レス) id: bf0a57686e (このIDを非表示/違反報告)
サユ - 続編おめでとデスゥー! これからも頑張って下さい★☆ (2015年5月6日 14時) (レス) id: 20acbef3cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なさん | 作成日時:2015年5月3日 7時