【銀魂】夜兎族最強と真選組最強 2

87.理不尽すぎませんか ページ40

私は土方さんの様子を見て
大爆笑していた。


だけどすぐに手首に違和感を感じ
私は固まってしまった。




「えっ…」

「よくやった、原田」




原田というスキンヘッドの男に
なぜか手錠をかけられる私。




「公務執行妨害で逮捕する」

「はぁ！？」




何でそうなるわけ？
意味が分からないでいると




「総悟、取り調べだ」

「何でですかィ」

「いいから、さっさとそいつ連れてけ」




そう言って私は取調室に連れて行かれた。


私が暴れ叫んでいたのも虚しく
2人にはことごとく無視され

取調室に着いて椅子に座らされた。




「理由を聞いて処分を決めろ。お前に任す」




土方さんはそう言って
煙草を吸いながら出て行った。


部屋には沖田と2人…
なんとなく気まずい空気が流れる。




「土方の野郎…」




自分に仕事を押し付けられて
イライラしてるんだろうか。




「あのさ、めちゃくちゃ理不尽じゃない？これ。土方さん、自分が騙されただけじゃん」




私は勝手に疑われて張り込みされた時の
仕返しをしただけなのに

こんなんで公務執行妨害なんて…




「…」




沖田は何も答えない。




「聞いてんの？」

「……お前、何で江戸にいるでィ。帰ったんじゃなかったのか」

「帰るって…どこに？」




星に戻るのもあれだしな…




「牙刃隊に戻るとか言ってたじゃねェか」

「そうだけど、江戸を出て行くなんて一言も言ってないけど」

「…」




また沖田は黙ってしまった。
そして少し間をあけて、




「……そうかよ。ならいい」




フッと笑ってそう言った。

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