86.何事も執着しすぎはダメ ページ39
「「はいィィ!?」」
「以上の47カ条、一つでも破った者は直ちに切腹だ。以上」
土方の野郎…
どういう心境の変化だ?
前は一日五マヨとかいう
局中法度作ったくせに。
まぁ無理矢理食わされるよりマシだが…
「これにて会議は終…」
「土方ァァァァ!!」
近藤さんが会議を締めようとした時
外から叫び声が聞こえてきて
そいつは会議室に入ってきた。
「お前…」
「これが目に入らぬか!!土方!!」
その声の正体はAだった。
Aはある物を持ち
腕を伸ばし土方に見せる。
「そ…それは!!昨日、大江戸スーパーで時間限定発売されてたマヨネーズ専用ホルダー、その名もマヨリーンホルダー!!」
「ふふっ。驚くのはまだ早いよ土方さん。これはその中でもレア中のレア…」
「ま…まさか…」
「マヨリーンハーフだ」
「何ィィィィ!?」
「「……」」
俺達全員、そのアホみたいなやり取りを見て
目が点になっていた。
土方さんが欲しかったのはこれだったのか。
それが手に入らなかったから八つ当たりで
めちゃくちゃな局中法度を作ったんだな。
「口を開けろ土方!!」
Aがそう言うと土方は
これでもかってくらいの間抜けヅラで
大きく口を開ける。
Aはギュっと容器を押し
マヨを土方さんの口を目がけて飛ばした。
「…」
が、それを飲み込むや否や
土方さんの顔色がみるみる悪くなる。
「ぐわぁぁああああ!!」
土方さんは口から火を吹き
涙を流し鼻水を垂らした。
「ざまーみろ!!それはマヨネーズじゃなくて、からしとわさびを混ぜたやつだ」
「いでェェェェ!!み…みず…」
「水飲んでも無駄だと思うけど」
Aはそう言いながらコップを渡し
土方さんは慌てて飲む。
「あぢィィィィ!!」
予想通りそれは水じゃなく熱いお湯で…
Aはその様子を見て
腹を抱えながらケタケタ笑っていた。
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モモ - この作品とっても面白いです!!!沖田と神威、最高です!!! (2015年8月31日 13時) (レス) id: 0593e0ea3b (このIDを非表示/違反報告)
春花 - 沖田きゅん格好いい!私いつもドSだけど、うん。沖田きゅんのためならドMになってもいいッ!!!!!! (2015年6月21日 10時) (レス) id: 0495e26250 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - やけマヨw マヨリーンハーフw三角関係で泣いたのにこの落差wwやっぱこの小説大好きです!思わず2コメしちゃいました! (2015年6月5日 5時) (携帯から) (レス) id: 3b8b7e5795 (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - 続編おめでとうございます! 何度読んでも面白いです♪これからも更新頑張ってください!! (2015年5月11日 20時) (レス) id: bf0a57686e (このIDを非表示/違反報告)
サユ - 続編おめでとデスゥー! これからも頑張って下さい★☆ (2015年5月6日 14時) (レス) id: 20acbef3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なさん | 作成日時:2015年5月3日 7時