【銀魂】夜兎族最強と真選組最強 2

84.ツンデレとデレデレ ページ37

「うちの子が邪魔して悪かったな」

「子ども扱いしないでくれる？」




銀ちゃんと一緒にひのやに戻り
服を着替える。




「俺からしたら新八と神楽と同じようなモンだ。おら、帰るぞ」

「えー、お姉ちゃんもう帰っちゃうの？」




晴太くんが少し寂しそうにそう言った。




「また来るから」

「今度は遊んでくれよな」




晴太くんの遊び相手って…
やっぱり私、子ども扱いされてる？


日輪さんとツッキーにもお礼を言い
銀ちゃんと吉原から出た。






＊＊＊






「青春だな、お前ら」




私と神威の事を言ってるんだろうか…




「どこが…あんな血まみれになって、違う意味でドロドロした青春がどこにあるんだよ」

「どいつもこいつも、今はツンデレが流行ってんのか？」

「誰の事言ってんの？」




そんなに江戸にはツンデレがいるのか？




「銀さん！！私を置いて他の女とデートですって？」




と、走ってやってきたのは
銀ちゃん大好きメス豚さっちゃん。




「そうね…そうなのね。私にヤキモチ焼かせる為なのね。いいわ、銀さんの気持ちはよく…」

「お妙さーん！！」

「うっせーよ！！このストーカーゴリラ！！」




反対の方を見ると
新八くんのお姉ちゃんに殴られる近藤さん…




「どこがツンデレ…」

「いや、こいつらは例外だ」




まだ一人で喋っているさっちゃんと
近藤さんは無視して万事屋へと歩く。


その途中の道で、




「タイムセール開始1分前！！時間は今から1時間だけ！！さらに本日限りの限定商品もありますよー！！」




メガホンを使い大きな声でそう叫ぶ人がいた。


場所は大江戸スーパー。
そしてその人の左手には一枚のチラシ。




「しかも数量限定！！早いモノ勝ちですよ！！」




これは買わずにはいられない。




「何ニヤニヤしてんだ？」

「銀ちゃん、ちょっと買い物に付き合って」




そして私達はついでに夕飯の材料も買い
それから万事屋に帰った。

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