【銀魂】夜兎族最強と真選組最強 2

63.見定めタイム ページ16

〜高杉Side〜




「邪魔はするなと言ったはずだよね？」




春雨の連中が現れた。


死ぬのはてめェか
それとも…



さぁ、見せてもらおうか。




「あれ？」




こいつの背中に矢が刺さって
ようやく自分がはめられたと気付いたらしい。




「貴様ら夜兎の血は危険すぎる。斬れすぎる刃は嫌われるのだ、神威よ。それから…Aがなぜ生きてる？」

「ありゃりゃ、バレちゃった？完璧だと思ったんだけどなぁ。参ったねぇ…アホ提督に一本とられるたァ」




この状況でよくヘラヘラしてられるもんだ。


だがこれで分かった。
あのAって女とこいつの関係がな。




「バカはてめェの代わりにやっといてやらァ。だから安心して死んでいきな」




俺は刀を抜き一太刀食らわせてやった。




「！！！」




だが奴ァ、素手で剣を受け止め笑い

象さえ一瞬で混濁する矢をあれだけ浴び
あの手負いで奴らを24人もやりやがった。



化け物だな、このガキ。


一応手当てをし牢屋にぶち込み
阿呆提督の元へ向かった。




「ガッハッハッハ！！高杉殿、よくやってくれた」




無能…と言うべきか。
あのガキの抜けた損害はでけェだろうに。


俺がその穴を埋めるつもりはねェ。
お山の大将やってる方が気が楽だからな。



それに鬼兵隊の名を
捨てるワケにはいかねェし。




「今まで通り持ちつ持たれつで行こうぜ」




そう言って部屋から出た。





＊＊＊





「丁か…半か…」

「半だ」

「ふははは…残念。丁じゃ…」




俺はあのガキのいる牢屋に来た。


これは呪いの博打らしい。
負けたから次は俺が死ぬ番だと。




「負けた奴は必ず不幸になるのさ。俺も負けたんだから間違いない」

「フッ。殺しても死なねェ化け物がぬかしやがる」

「わざわざ手当てまでして生かしたのは公開処刑でもして他の連中への見せしめにする為だろう？日取りはいつ？」

「3日後だ」

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