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05.お巡りさん ページ6

そしてすぐに3日が経った。




「あれが地球かぁ。綺麗な星〜!」




神威達は一足先に地球に向かい
少し遅れて私達も向かう。


青くて丸い地球に
私は感動さえしていたのだ。




「団長、目的分かってますか?観光じゃねェんだから」

「分かってるよ。江戸とやらの調査でしょ?」




しばらく船を進めた。






***






「うわっ、言ったとおりだな。こりゃ傘がないと無理だわ…」




江戸に着いたはいいけど
ここは日差しが強すぎる。


太陽の光に弱い夜兎族には正直キツい…




「じゃあ手分けして調査ね。解散」




文句なんて言ってられず
早速ぷらぷらと街を歩いてみた。



どうやら地球人とやらは
みんな傘をささなくても平気みたい。


少し羨ましかったりする。



そしてここは天人に支配されている国のようで
ちらほら天人を見かけた。




「おい、チャイナ娘」




てかなんかお腹減ったなぁ…


でも店に入りたくても
お金持ってくるの忘れたし…




「聞こえてねェのか?おーい」




誰かに恵んでもらおうかな…




「何でィ、あいつ…」




てか何かさっきから
後ろがうるさいなぁ。




「おいおい、無視とはいい度胸…」

「うるさいよ!!人の真後ろでデカい声出さないでくれる?」




そう言いながら
不機嫌丸出しで振り返った。


するとそこには栗色の髪の童顔の男と

煙草を吸ってる黒髪の男が
目を丸くして私を見ていた。




「……おい総悟、人違いだぞ」

「そうみたいですね。土方さん、責任とってその人に謝ってくだせェ」

「何で俺が責任取るわけ!?間違えたのお前だろ!!」




いきなり言い合いを始めた2人。

何なんだ?


あっ、そうだ!
いい事思い付いた!




「ねぇお兄さん達、私にお金くれない?」

「ぶっ殺すぞてめェ!!警察にカツアゲたァどういう神経してんだ!!」

「あー、警察。なら困ってる人助けるべきなんじゃない?私ここ数日何も食べてなくて…」




バタッと道に倒れるという
猿芝居をうってみた。




「てめっ…!!」

「土方さん、周りの目見てくだせェ。俺達完全に悪者ですぜ」

「なめやがって…」




私は見えないようにニヤリと笑った。

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優衣 - 神威かっこよすぎてヤバいです! (2016年4月28日 9時) (レス) id: f1a977784f (このIDを非表示/違反報告)
(。-_-。) - 凄い面白い!こんなん書いてくれてありがとうです! (2016年3月12日 20時) (レス) id: fedc7e71e6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - なさんさん» ありがとうございます!紹介させていただきます^ ^ (2015年9月5日 5時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - Sayuraさん» 嫌だなんて、とんでもないです(*_*)めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 2d6a1f59d0 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年9月4日 21時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なさん | 作成日時:2015年4月20日 4時

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