26.迎え撃ちときたか ページ27
「おかえり。あれ?一人?」
一人で春雨の母艦に戻ると
出迎えてくれたのは神威だった。
「……全員死んだよ」
「ふーん。もしかしてAがやったの?」
「…」
こいつは分かってて聞いてくるから
タチが悪い。
「知らないよ?殺されても」
「心配してくれてんだ?まぁただアンタを止められなくて、神楽に元のアンタと会わせてあげられなかったのが心残りだけど」
「……まだそんな事言ってるの?」
私は神楽や坂田さんに会った事を話し
その為に江戸を護ったと説明した。
「夜兎が聞いて呆れるね。でもAは正真正銘の夜兎。決して人間にはなれないし、血は誤魔化せないよ」
「そんなの…」
「A、わしに報告もしないで何をやっておる」
話の途中でやって来たのは
阿呆提督と大人数の春雨の奴らだった。
連中は武器を構え
私の答えを待ってる。
答えなんか分かってるくせに…
「江戸の件を報告しろ」
私はスゥーっと息を吸い深呼吸して
「第5師団、第6師団ともに一人残らず死にました。いや、というより殺しました。将軍様はピンピンしています。以上です、アホ提督!!」
正確に報告をし
「本当バカだね。まぁ俺は関係ないんで!じゃあね」
そして神威は行ってしまった。
「撃てェェ!!」
阿呆提督の声で春雨の奴らは
私に向け一斉に銃弾を飛ばしてきた。
私もそれを避け、撃ち返す。
「クソッ…」
次々と連中を倒したけど
人数が多すぎて一人じゃ相手できない…
「……っ!」
その時、足首に何かが刺さり痛みを感じた。
これは…
ダメだ、意識が遠くなっていく。
「麻酔弾だ」
「牢屋にブチ込んどけ!!」
そのまま私は気を失った。
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優衣 - 神威かっこよすぎてヤバいです! (2016年4月28日 9時) (レス) id: f1a977784f (このIDを非表示/違反報告)
(。-_-。) - 凄い面白い!こんなん書いてくれてありがとうです! (2016年3月12日 20時) (レス) id: fedc7e71e6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - なさんさん» ありがとうございます!紹介させていただきます^ ^ (2015年9月5日 5時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - Sayuraさん» 嫌だなんて、とんでもないです(*_*)めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 2d6a1f59d0 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年9月4日 21時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なさん | 作成日時:2015年4月20日 4時