21.トップクラスの対決 ページ22
−江戸城、城壁周辺−
「ぎゃあああああ!!」
「ぐぁっ…!!」
「この…うら……ゔっ…」
何者かが春雨の連中を
次々倒していく。
「だ…誰だ?味方か?」
「とにかく今のうちにここから離れて負傷者の手当てを急ぐぞ!!」
ワケが分からない様子の真選組は
ひとまず手当てを優先することに。
***
しばらくして万事屋の3人も城に着いた。
「たぶんこれ、春雨の部下達ですね」
「案外たいした事ねェんだな。肝心の幹部はもう城の中か?」
見渡すかぎり春雨の奴らが倒れていた。
城の向こう側は騒がしくて
まだやり合ってる様子。
「おい!運ぶの手伝ってくれ」
「僕手伝います。銀さんと神楽ちゃんは中へ!」
「わかった。行くぞ神楽」
「……うん」
.
〜沖田Side〜
「「ぎゃあああああ!!」」
「お前ら!!」
「来たか」
部屋の周りで見張りをしてた俺の隊の奴らが
銃声の音と共に部屋へぶっ飛ばされてきた。
春雨幹部のお出ましだ。
「騒ぎを聞きつけ部屋にまで見張りを置いたか」
「そなた達に城も江戸も渡さぬ」
ずいぶんと肝っ玉の座った殿様な事ってィ。
「まぁお殿様は後だ。先にお前らを殺すとするか」
「上等だ」
俺も土方さんも刀を抜き
戦闘が始まった。
俺達は2人に対し敵は3人。
雑魚ならまだしもこいつらは幹部。
しかも俺は昨日の怪我もあって
俺達は不利な状況だった。
それになぜか、あの女はいない。
「昨日ぶりだな。その手、団長にやられたな?それじゃまともに刀も握れないだろう」
「あぁ。おかげで慣れない方の手で刀を握る事になっちまったぜ。その団長はどうした?」
「フッ、もうすぐ来るさ。帰りの船を用意してな。それに最後の仕事が残ってる」
ナメやがって…
自分が出る程じゃねェってか。
「ゔっ…」
「総悟!!」
昨日の傷が開き
慣れない腕じゃまともに刀も振れねェや。
「団長が強いって言ってたからどんなもんかと思えば…全然たいした事ねェな」
「……うるせェ」
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優衣 - 神威かっこよすぎてヤバいです! (2016年4月28日 9時) (レス) id: f1a977784f (このIDを非表示/違反報告)
(。-_-。) - 凄い面白い!こんなん書いてくれてありがとうです! (2016年3月12日 20時) (レス) id: fedc7e71e6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - なさんさん» ありがとうございます!紹介させていただきます^ ^ (2015年9月5日 5時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - Sayuraさん» 嫌だなんて、とんでもないです(*_*)めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 2d6a1f59d0 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年9月4日 21時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なさん | 作成日時:2015年4月20日 4時