17.認めざるを得ない ページ18
「団長！！無事だったか」
「人間になんかやられないよ」
私はそのまま船に戻った。
「でもあの男、相当強い…」
何度も私の攻撃をかわした。
それにあいつ、左腕の事を聞いた時
目から殺意が消えて
そのおかげで隙ができ逃げられたけど…
左腕が使えないことに気付いて
情けでもかけたのか？
「俺達はともかく団長は江戸で知られすぎた」
「まったく人騒がせな団長だ。どうする？作戦を変更するか？」
「…」
少し考えてみたけど
「団長？」
「……いや、そのままでいい。予定通り明日の夜9時で」
そう言って一旦部屋に戻って
しばらくして、もう一度地上に降りた。
今度は見つからないように
慎重に動かないと。
今から私は盗聴器を仕込みに行く。
.
〜沖田Side〜
俺は屯所に戻った。
傷の手当てと報告をしねェとな。
「総悟！！」
「沖田隊長！！どうしたんですか、その怪我…」
「休みに何やってんだ、てめェは」
俺が怪我するのが珍しいのか
近藤さんも山崎も他の連中も驚いていた。
「土方さん、あの女…春雨のAがまた現れた」
「あいつが！？目的は分かったのか？」
「いや、だが仲間も一緒にいるみたいでさァ。何か起きるかもしれやせんぜ」
「早く手を打たねばな。今から隊長全員集めて会議をする」
すると土方さんは俺の腕を見るなり
「利き手を一突きか。一筋縄ではいかなそうだ」
そう呟いた。
隊士に手当てをしてもらいながら
俺はさっきの事を話す。
夜兎族とだけあって相当強い。
だが最初こそあの女から殺気を感じたが
途中からそんなのはなくなってた。
仲間を逃がす為の時間稼ぎだったってワケか。
「土方さん、あの女は片手で飯を食ってたワケじゃねェ」
「はぁ？」
俺は気付いたんだ。
「あの女…片手しか使えねェみたいでさァ」
「……腕2本のお前が、腕1本の女に苦戦したってか？」
情けねェよな…
一瞬でも気を抜いちまった事が。
だが腕の事を誤魔化した事が
少々気がかりだった。
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優衣 - 神威かっこよすぎてヤバいです！ (2016年4月28日 9時) (
レス) id: f1a977784f (このIDを非表示/違反報告)
(｡-_-｡) - 凄い面白い！こんなん書いてくれてありがとうです！ (2016年3月12日 20時) (レス) id: fedc7e71e6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - なさんさん» ありがとうございます！紹介させていただきます^ ^ (2015年9月5日 5時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - Sayuraさん» 嫌だなんて、とんでもないです(*_*)めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます♪ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 2d6a1f59d0 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか？嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年9月4日 21時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なさん
| 作成日時：2015年4月20日 4時
