検索窓
今日:21 hit、昨日:13 hit、合計:900,058 hit

16.沖田総悟 ページ17

「何なんだ?あの子」

「……神威の妹」

「妹!?何で地球に?」




それはこっちが聞きたいよ。
神楽が地球にいるなんて想定外だ。


神威のやつ、わざと言わなかったな。




「あれ?いつかの春雨女じゃねェか」




また背後から声が聞こえた。


今度は誰だよ…




「宇宙海賊が江戸に何の用だ」

「お前…土方さんの方はどうしたの?一人?」




そこにいたのは真選組の沖田。


今日はこの前と格好が違い
着流し姿だった。




「俺ァ今日はオフなんでさァ。あの野郎の方がよかったか?」

「いや、全然」

「せっかくの休みだってのに…まぁいい。真選組一番隊隊長として、俺がお前をここで始末してやらァ」




隊長か…
同じ幹部同士ってワケだな。




「団長、今は…」

「お前は街にいる奴に連絡して先に戻ってて。私もすぐに行くから」

「…了解」




沖田は刀を抜き、私も構える。




「女を斬るのは趣味じゃねェんでさァ。大人しく捕まってくれるとありがてェんだが」

「断る」




そう言って私は番傘から砲弾を撃ち
そのまま沖田に振り下ろすと

沖田の刀が傘を受け止めた。



突き放し腹に蹴りを入れて沖田を吹き飛ばして
すかさず傘で肩を突く。



傘を抜きもう一度砲弾を放つと
かわされてしまい、少し斬られてしまった。


そのせいでザザッと少し後ろに下がる私。



そして振られた刀をしゃがんでかわし
下から沖田の顎を蹴ろうと右足を上げる。




「クソッ…」




だけどその右足を刀で受け止められた。


こいつ、なかなか強い…




「片手とは俺もなめられたもんだ」

「…」

「どうしたんでィ、その左腕」




戦闘中なのに
よくそんな事が気になるな。


だけどおかげで隙だらけ。




「アンタにはちょうどいいハンデだろ?」




そう言って沖田を突き飛ばし
傘を捨て小刀を取り出して

奴の剣を握る手をグサッと刺してやった。




「……っ」




そして私は桂に貰ったんまい棒を取り出し
ぼわーんと煙を出す。




「煙?」

「今はアンタとやりあってる暇はない。またね」

「待ちやがれ!!」




視界の悪いうちに逃げた。
これで少しは時間が稼げたかな。


しかし桂に貰ったんまい棒が
まさか役に立つとは…

17.認めざるを得ない→←15.居てくれない方がよかった



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (320 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
821人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , 沖田総悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

優衣 - 神威かっこよすぎてヤバいです! (2016年4月28日 9時) (レス) id: f1a977784f (このIDを非表示/違反報告)
(。-_-。) - 凄い面白い!こんなん書いてくれてありがとうです! (2016年3月12日 20時) (レス) id: fedc7e71e6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - なさんさん» ありがとうございます!紹介させていただきます^ ^ (2015年9月5日 5時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - Sayuraさん» 嫌だなんて、とんでもないです(*_*)めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 2d6a1f59d0 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか?嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年9月4日 21時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なさん | 作成日時:2015年4月20日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。