第102話 ページ3
『分かった…』
キン「んー?」
『………棄権する』
その言葉にナルトとサクラ、カカシさんが目を見開く。
キンはニヤリと笑っている。
ナルト「何やってんだA!!棄権すんな!」
『ナルトは黙ってて!』
私はゆっくり、腕を上げる。
………一か八か。
そして、腕を最後まで上げるフリをして、
キン「何ッ!?」
拳にチャクラを集中させ、キンに裏拳をくらわせた。
キンが吹っ飛ぶ瞬間、傷つけられたくらしく、頰から血が伝う。
『顔に傷……??』
グッと拳をキンに向ける。
『上等よ!!しゃんなろー!!!』
リー「Aさん!カッコいいです!!」
ナルト「さすがだってばよ!A!!」
そんな声援が聞こえ、なんだか恥ずかしくなる。
やめてよ2人とも…
『今度はこっちから行くよ!!』
キン「ッ!」
チャクラを拳に集中させ、キンの腹へ叩き込む。
『しゃーんなろぉぉぉぉぉ!!!』
キン「ぐッッ…!!」
キンは少しよろめいた後、パタリと倒れた。
しかし、まだ気力があるようで、震えながら上半身を起こす。
うそ…まだ戦えるの?
一気に決めなきゃダメみたい。
もう一度チャクラを練り上げ、キンに拳を叩き込もうとする。
しかしーー
キン「フン…」
『……』
サクラ「A!!」
カカシ「Aッ…!!」
キンはガラ空きになっていた私の胸に千本を勢いよく突き刺した。
口から血が垂れる。
そして、キンが最後の気力を使い果たすとともに、私も倒れた。
ハヤテ「両者、戦闘不能により…第7回戦の予選通過者、なし」
う……そ………
胸が苦しい。
息が出来ない。
胸のあたりをかきむしる。
酸素…酸素が欲しい…!!
カカシ「A!!しっかりしろ!!」
『カカシさッ…!!く、苦しッ……』
苦しい。
助けて。
上から降りて来たカカシさんの腕にすがりつく。
紅「医療班!!早くしなさい!!」
「す、すみません!!」
息が出来ない。
苦しい。
酸素が足りない。
『ハァッ…!!ハァッ…!!』
ナルト「A!大丈夫か!?」
『ナッ…ナルッ…!!だい、じょぶッ…!!』
ダメ…喋れない。
私は、皆に心配の目を向けられながら運ばれて行った。
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ままこ(プロフ) - 桜。さん» ありがとうございます!第四部も応援して頂ければ嬉しいです!!! (2018年11月2日 22時) (レス) id: b36d8eab3d (このIDを非表示/違反報告)
桜。 - カカシ先生の素顔凄く面白かったです。ここでしか読めない作品なんて凄く嬉しいです次第四部!楽しみに待ってます! (2018年11月2日 22時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - おぉ!第4部おめでとうございます!ままこさんの作品、NARUTO好きの友達にも勧めちゃいました笑笑 (2018年11月2日 21時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
ままこ(プロフ) - アルムさん» ありがとうございます!アルム様の様なコメントはモチベに繋がるので助かります(笑) (2018年10月14日 21時) (レス) id: b36d8eab3d (このIDを非表示/違反報告)
ままこ(プロフ) - 桜。さん» 桜。様!毎回コメントしてくださり、ありがとうございます!これからも見て頂けると嬉しいです!! (2018年10月14日 21時) (レス) id: b36d8eab3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:揚げだしとうふ | 作成日時:2018年10月14日 20時