散りぬる……肆 ページ41
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夕闇迫る
誰そ彼時
相変わらず境内では
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直吉『こら〜〜1人占めするなぁ〜〜
こしこしあんこも、寄越せよ〜〜』
直己「嫌です。直吉さんは、つぶつぶあんこ
って言っていたじゃないですか。
『はぁ〜〜だからってちょっとくらい
さぁ〜〜』
ちょっとも、なにも、知りませぬ。」
直吉『少しの優しさだろ〜〜そこは、
「直吉さま、さぁ〜〜お先にお召しあがり
ください」
ってさぁ〜〜優しさだよ〜〜おまえには、
その優しさが欠けてるんだよ〜〜
「優しくない人は、嫌いです」って
キラキラ巻き巻きお姉さんに
言われるんだからね〜〜』
直己「キラキラ?巻き巻き?……なんですか
それ?……まぁ、ともかく拙者は
別に構いませぬ。おなごになんと
言われようと拙者は侍として精進する
所存でございます。」
直吉『ふん、エセ侍が、直己なんか
あんこの角に頭をぶつけて、ポックリ
しちまえばいいんだ、ふん』
お重を引っ張り合いキャンキャン
吠えているのか、戯れているのか?
A「まぁ、まぁお二人共、そんなに
怒らなくても」
パツ臣「Aちゃん、ほっときな
ちょいとあたしは、そこの茶店でお茶でも
淹れてもらってくるわ」
A「あっ、パツ臣ちゃん、私も行く……
早っ、、もう行っちゃた。さすが呉服問屋
の看板娘、気が効くわね〜、さぁお2人とも
Aが、ちゃんとお分けしましょう。」
お重を半ば強引に2人から引き剥がすと
A「ほら、まだまだありま…………あれ」
パツ臣「茶店のお秋ちゃんが後で
持ってきてくれるって……Aちゃん?
Aちゃん、どうしたんだい」
茶店から、戻ったパツ臣ちゃんが
ストンと隣に座り尋ねると
A「三段重ねのお重が、すでに上の段
と、二の段まで空に……あれ?
足りませんでした?」
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アン(プロフ) - 花さん» 花ちゃ〜〜ん、♪( ´θ`)ノ早よ、しばかんと、出戻り京都弁の、みちゃこに取られちゃうで〜〜( ̄▽ ̄)褌しめた、直吉っつあんのお尻ペンペンやなぁ〜〜(´∀`*) (2016年11月30日 16時) (レス) id: bc22951d9a (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - しおり、ちゃんと挟めてなかったぁー!ウチの可愛い直吉さんからぼったくった みちゃこと、みちゃこに浮気してる直人、ちょっとしばきまわしてくるわ!(メ・ん・)? (2016年11月30日 15時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)
アン(プロフ) - みんくさん» みんくちゃんヽ(´▽`)/エセエセ京都弁なぁ〜(´∀`=)いい感じかぁ〜〜、直直感、伝わったなら、めっちゃ嬉しいわぁ〜〜 (2016年11月29日 8時) (レス) id: bc22951d9a (このIDを非表示/違反報告)
みんく(プロフ) - エセ京都弁(≧∇≦)直直コンビいい感じ(^^♪ (2016年11月29日 0時) (レス) id: fea2e2ae03 (このIDを非表示/違反報告)
アン(プロフ) - みんくさん» 赤い彗星分かるんかぁ〜〜(*´∀`*)ワシの初恋の彼氏やわ〜〜(〃ω〃)…… (2016年11月24日 23時) (レス) id: bc22951d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アン | 作成日時:2016年11月15日 22時