散りぬる……壱 ページ38
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カァ〜〜カァ〜〜と
群れをなして
ひと鳴き、ひと鳴きと一羽づつ
黒い羽を広げ、林へ帰る頃……
ゾロゾロと、境内の中に入る
大きいのやら、ちんまいのやらの
輩と、白地に桜の紋様の愛らしさが
染まる頬が一層引き立たせる
小さな娘さん……
と、真反対に黒地に裾だけ紫の桜が
描かれ、凛とした佇まいが
見るものが、息を止める……際立った
スラリとした姐さん……
扇を帯上げの間から
手に取ると……
「パッ」っと開いた薄紅色の扇を……
パタパタと扇ぎながら
パツ臣「まったく、ほんと半刻もかかるなんて、
ちょっとそこまでの筈が……」
笑いながら、首を横に振り
パツ臣「なんで、こんなに時間がかかるのかね〜〜」
口では憎まれ口をたたきながらも
優しい口元は、
三日月の様な弥勒菩薩の様で……
A「ほら、お二人とも、ケンカなんかしてないで、早く、早く〜〜」
直吉『ほら、寄越せって、』
お侍から、風呂敷包みをふんだくると
直吉『うわぁ〜〜……やっと着いた〜〜
こんなにたくさん……桜が……』
A「まぁ……」
朱色の鳥居をくぐると
ひらひらと、舞う薄紅色の花びらが
パツ臣「ほんと、きれいに……」
直己『あぁ〜〜見事に……』
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パツ臣「……散ってるじゃないかい」
A「散ってますね……」
直己『ふむ、散り始めですな……あぁ……
……桜散る頃とは………』
と、口から漏れた声は、何を思って
出たのであろう
遠くを見る様なお侍の様子に
A「散る桜は、より一層きれいですね」
いつの間に隣にきたのか
ひらひらと舞い上がり
また、ゆっくりと舞い落ちる
桜吹雪と言うには、まだ早いけれど
もう、春は終わりますと
花びらが告げているかのようで……
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アン(プロフ) - 花さん» 花ちゃ〜〜ん、♪( ´θ｀)ノ早よ、しばかんと、出戻り京都弁の、みちゃこに取られちゃうで〜〜(￣▽￣)褌しめた、直吉っつあんのお尻ペンペンやなぁ〜〜(´∀｀*) (2016年11月30日 16時) (
レス) id: bc22951d9a (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - しおり、ちゃんと挟めてなかったぁー！ウチの可愛い直吉さんからぼったくった みちゃこと、みちゃこに浮気してる直人、ちょっとしばきまわしてくるわ！(ﾒ・ん・)？ (2016年11月30日 15時) (レス) id: 4e300b94c6 (このIDを非表示/違反報告)
アン(プロフ) - みんくさん» みんくちゃんヽ(´▽｀)/エセエセ京都弁なぁ〜(´∀｀=)いい感じかぁ〜〜、直直感、伝わったなら、めっちゃ嬉しいわぁ〜〜 (2016年11月29日 8時) (レス) id: bc22951d9a (このIDを非表示/違反報告)
みんく(プロフ) - エセ京都弁(≧∇≦)直直コンビいい感じ(^^♪ (2016年11月29日 0時) (レス) id: fea2e2ae03 (このIDを非表示/違反報告)
アン(プロフ) - みんくさん» 赤い彗星分かるんかぁ〜〜(*´∀｀*)ワシの初恋の彼氏やわ〜〜(〃ω〃)…… (2016年11月24日 23時) (レス) id: bc22951d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アン | 作成日時：2016年11月15日 22時
