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肌全体に感じる生暖かい空気
その空気を吸い込んで二酸化炭素を吐き出す
それを繰り返すうちにだんだんと少女は温もりを取り戻していた
そんな少女を見守るセブルスの目は少女が今にも死んでしまわないかと警戒しているようだった
「死にたかったわけじゃないんです...私は......」
そんなことを呟きながら少女は眠ってしまった
一体何を背負っている？ポッター達と何かあったか？いや そんな空気には見えなかった それではなぜ...
セブルスは思考を回転させていた そのたどりつくはずのない問いにセブルスはふとこんなことを思った
この子とあの男は何か関係があるのか？
あの男とは宇宙を移した瞳をした男のことだろう なんの接点もないであろう二人に関係はあるとは思えない だがセブルスはなぜかあの男とAがどこか 似ている気がした
セブルスはあのいっけんから夜の警戒を強めた ダンブルドアさえもなんらかの警戒はしているようだった
カーテンのように垂れた髪をかき揚げ 胸のモヤモヤを誤魔化すように深いため息を吐き出した
＿＿＿＿
鋭く何かをつきさしたいと言わんばかりのつらら 生徒が作ったであろう可愛らしい雪だるま 汚れることを知らない雪たちはキラキラとその身を輝かしていた それは真冬がきたと嬉しそうに喜んでいるようだった 少女はその雪に全身で飛び込む
肌につんざくような痛みが走る だが少女はそれを心地よく思った
そしてだんだん眠くなる それは顔を忘れてしまった母父に抱かれているような心地良さがあった どこからが湧き上がってくる温もりはちゃんと体を包んでくれている
このまま眠れればどれだけ楽だろう
だが少女には眠れないわけがある ずっと昔にした約束 それが心に染み付いてしまっているから＿
起き上がらなくては
そのとき 心地のよい低音の声が聞こえた
一気に視界がボヤけ何も考えられなくなった
無意識に動く口 自分が何を言っているかも分からない
いまなら”やぶってはならない約束”でもやぶってしまいそうだった
＿＿＿＿＿＿＿
目が覚めたとき 体は暑いというほど温められていた
喉も口も異常に乾ききっている 水が欲しい そう思いあたりを見渡せばそこは先程までいた雪景色の拡がる庭ではなく セブルスの部屋だった
あぁ 前もこんなことがあったけ…
そんなことを考えながらソファでこちらを向き眠ってしまっているセブルスをみて微笑んだ
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理音(プロフ) - 更新頑張ってください！(*^^*) (2022年4月8日 9時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年3月23日 1時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
なう(プロフ) - サユリさん» お褒めの言葉ありがとうございます！本当に遅れて申し訳ないです… 主人公も喜んでおります！ (2018年6月17日 1時) (レス) id: 3b5bde52bf (このIDを非表示/違反報告)
サユリ(プロフ) - とても面白いです。更新頑張ってください。主人公が可愛いです！ (2018年6月17日 1時) (レス) id: c69002fcba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なう | 作成日時：2018年4月29日 12時
