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ココン
『スーネーイープーせーんーせー』
トロールが出たと騒ぎがあった随分あと
消灯時間がとっくに過ぎた地下牢で少女のハスキーボイスが響いた
セ「......Ms.クリスト？」
『こんばんは スネイプ先生』
ドアから不思議そうに顔を出したセブルスの額に汗が滲み出ているのをAは見逃さなかった
セ「......とりあえず入りたまえ...」
セブルスはAを部屋に入れソファに座らせた
セ「消灯時間はとっくに過ぎたはずだが？」
紅茶を入れながらセブルスは言った
『トロールが出たって聞いてスネイプ先生に会いたくなったんですよ』
ヘラヘラとそう答えた
『そんなことよりスネイプ先生 足見せてください』
ずっと真剣な顔立ちをしたAにセブルスは目を見開いた
セ「......何故...」
『僕には何でもお見投資なんですよ ほら見せて下だい』
ソファから立ち上がったと思うと紅茶を机に置いたセブルスに近寄りその場にしゃがんだ
『僕ね血の匂いとか嫌いなんです 臭っただけで体が痛くなるんです だけど その血を流した人はもっと痛いだろうから...めくりますよ』
Aはセブルスをそばにあった椅子に座らせゆっくりとズボンをたくしあげていく
セブルスが一瞬体を震わせた Aは片目をつむり下唇をグッと噛み締めていた
『......痛い...ですよね…』
セブルスはハァハァと肩で息をしていた
深く獣にひっかかれた傷口からは紅に光る液体がしたたり 傷口からは生々しい赤色の筋肉が見えている
『うおぉ......こりゃー酷い…えっと 動かないでくださいね？』
Aは自分の杖をローブの中から取り出し傷口に向かってひと振りした
傷口はみるみるうちに回復していった
気付けば痛みは消えもうそこには深い傷口は無く青に輝く鳥形のタツゥーの様なものが浮かび上がった
セブルスの息は既に整っており驚く眼をAに向けていた
『これ 取ろうと思えば…とれるんですが...どうします？』
セ「......このままでいい」
セブルスは長い沈黙のあとやっと言葉を発した
『いいんで......す...か......』
セ「A？」
Aはドサリとソファの上で倒れた
セブルスが慌てて駆け寄るとAはスースーと寝息をたてていたと言う
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理音(プロフ) - 更新頑張ってください！(*^^*) (2022年4月8日 9時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年3月23日 1時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
なう(プロフ) - サユリさん» お褒めの言葉ありがとうございます！本当に遅れて申し訳ないです… 主人公も喜んでおります！ (2018年6月17日 1時) (レス) id: 3b5bde52bf (このIDを非表示/違反報告)
サユリ(プロフ) - とても面白いです。更新頑張ってください。主人公が可愛いです！ (2018年6月17日 1時) (レス) id: c69002fcba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なう | 作成日時：2018年4月29日 12時
