小型犬王子が不器用だった件について番外編 (ページ6)

今日:11 hit、昨日:12 hit、合計:30,663 hit

6. ページ6

A ｢私、人前で話すとか苦手なんだよね…｣

JK ｢知ってる｣

TH ｢一緒に立ってあげようか？｣

A ｢それが出来たら一番いいんだけどね…。まぁ仕方ないか。食堂のご飯が1年は無料で食べられるみたいだし、それのためって考えれば｣

TH・JK ｢！？｣

TH ｢無料！？｣

JK ｢1年も！？｣

A ｢うん。表彰される、特典？みたいな｣

TH ｢いいなー！！｣

JK ｢奢ってよ！！｣

A ｢無料なのは、自分の分だけ｣

TH・JK ｢え～｣

JK ｢この学校のご飯、美味しいって有名らしいよ｣

A ｢へー、じゃあ楽しみだな！｣

TH ｢これから、Aは学食か～｣

A ｢そうだね、お母さんも喜ぶよ！｣

JK ｢喜ぶだろうね｣

お昼の時間が終わるギリギリまで3人で話していた

テテと一緒に教室に戻ると

担任｢Aさん！表彰されるらしいじゃない！凄いわね！｣

A ｢あ、どうも。ありがとうございます｣

担任｢表彰、明日みたいだから頑張ってね！｣

A ｢え｣

担任｢ファイティン！｣

明日なんだ、全校生徒の前で表彰されて話をしないといけないのは…

午後の授業も終え、帰り道

TH ｢それでね！…あ！生徒会長だ！｣

私とグクがテテの指差す方を向くと

生徒会長と、キレイな女の人が歩いてるのが見えた

JK ｢あれって、隣の学校の制服だよね｣

TH ｢ん？あ、あれキム・Aだよ！｣

A ｢キム・A？｣

TH ｢キム財閥のご令嬢で、オ・セフンと幼なじみなんだって。あと、元婚約者｣

JK ｢元？｣

TH ｢キム・Aは、ビョン財閥のビョン･ベクヒョンと婚約する事にしたらしいよ｣

JK ｢あー、なんかニュースで言ってたかも。オ・セフンも婚約解消に了承したって｣

A ｢へー、知らなかった｣

TH ｢うわぁー、本物初めて見た！やっぱり、美人だね！｣

A ｢本当、美人さん…｣

なぜ婚約を解消したのかってくらい、美男美女でお似合いだった

JK ｢そう？｣

TH ｢グギャはそう思わない？｣

JK ｢全く｣

TH ｢つまんないのー。彼女つくりなよ｣

JK ｢ヒョンだって｣

TH ｢俺はAがいるから別にいいもん！｣

JK ｢はぁ…。行こう、A｣

A ｢あ、うん｣

TH ｢ちょっと！置いてかないでよ～｣

私は、何故かあの二人のことが気になっていた

家に帰っても、

TH ｢A、明日表彰されるらしいよ！｣