小型犬王子が不器用だった件について番外編 (ページ36)

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A ｢嘘｣

女子生徒A ｢その犠牲になった生徒は大体がこの学園に転校してくるわ。嘘だと思うなら、その生徒たちに直接聞いてみたらどう？まぁ、キム・Aさんのおかげで今は収まったみたいだけど｣

A ｢Aさんのおかげ？｣

女子生徒A ｢本当に何も知らないのね。まぁ、そんな事どうでもいいけど。とにかく赤札は過酷なものなの｣

A ｢それと同じくらい辛いイジメをこれから私は受けるかもしれない｣

女子生徒A ｢そうよ。いいの？これがラストチャンス。私の言うことを聞けばそんなイジメは受けなくて済む。聞かないなら…学園中の敵にされる。どっちがいい？こんなの、簡単な選択だと思うけど｣

A ｢…貴方なら？｣

女子生徒A ｢は？｣

A ｢もし私の立場だったら、貴方ならどうする？｣

女子生徒A ｢そんなの、言うことを聞くに決まってるでしょ？｣

A ｢自分の好きな人と二人っきりにさせてって命令されてるんだよ？…本当に好きなら、二人っきりになんてさせたくない。話したこともない他人の命令にも従いたくない。そう思うのが普通でしょ｣

女子生徒A ｢っ…分かったわ。そんなにイジメられたいならイジメてあげる！余裕にしてられるのも今のうちよ！｣

A ｢イジメなら、慣れてるから平気｣

女子生徒A ｢あっそ、明日が楽しみね。ﾌﾝｯ｣

そう言うと、女子生徒は去っていった

A ｢ふぅ…。大丈夫。A、貴方ならできる｣

A ｢何これ…｣

目の前には

｢2-A チョン・A、生徒会長オ・セフンと交際中！？｣

と書かれた紙と

｢2-A チョン・A、オ・セフンと交際しているにもかかわらず堂々と浮気！？｣

と書かれた紙が学校の掲示板にデカデカと貼られていた

2つ目の紙には、テテと2人で歩いている写真付きだった

テテの顔にはモザイクが入っていて、誰だか分からないようになっていた

女子生徒｢貴方みたいな女がセフンさんと付き合ってるとか、ありえない｣

A ｢え…｣

男子生徒｢浮気とかマジねーよな｣

女子生徒｢最低｣

DH ｢Aが浮気するなんて…親友だと思ってたのに｣

A ｢ハナヤ、違うの！！｣

TH ｢A、いくら双子でも味方できない｣

A ｢何言ってるの…？この写真に写ってるのはテテでしょ！！｣

JK ｢お前、マジで最低だな｣

A ｢グクまで…お願い、ちゃんと話を聞いて！！｣