小型犬王子が不器用だった件について【２】

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30秒後…

A ｢いつまで笑ってるの？｣


SE ｢ごめん笑、Aが可愛くて、つい笑｣


A ｢もう｣


DO ｢あの、退室した方がよろしいですか？｣


A ｢え？何で？｣


DO ｢お二人が仲良さそうにしていたので、私は邪魔なのではないかと思い…｣


A ｢あ、ごめん。大丈夫だよ、気にしなくて｣


DO ｢なら、いいのですが｣

ガチャッ！

SH ｢A！！｣

ギュッ

SH ｢大丈夫か？怪我は？｣


父 ｢ジュンミョン、落ち着け。さっきギョンスから説明があっただろう。A、頭は大丈夫か？｣


A ｢うん、大丈夫！｣


SH ｢ギョンスから重症だって聞いたよ？本当に大丈夫なの？｣


A ｢全然平気だよ！｣


DO ｢嘘をつかないでください｣


A ｢コラ、ギョンス｣


SE ｢…僕から改めてお話します｣


父 ｢分かった｣

そう言ってセフンと一緒にお父様とオッパが部屋を出て行った

A ｢ギョンス、余計な事言わないでよ｣


DO ｢お嬢様、これは大事な事ですよ。キム財閥のご令嬢が学園でのいじめに遭って大怪我なんて、あってはいけない事です｣


A ｢迷惑かけたのは申し訳ないと思ってる。でもすぐに治して頑張るから、だから！｣


DO ｢お父様とお兄様に言わないのは、説教されるのが嫌だからですか？それとも迷惑をかけたくないからですか？｣


A ｢後者に決まってるでしょ｣


DO ｢でしたら、それはお嬢様の勘違いです｣


A ｢え？｣


DO ｢迷惑はかけていいものです。だって私達は……家族ですから｣


A ｢……｣


DO ｢お嬢様が大怪我をなされて誰も迷惑だなんて思いません。それはお父様だって、お兄様だって、セフン様だって…私だって、皆同じ気持ちです。それよりお嬢様の事が心配です｣


A ｢え？｣


DO ｢お嬢様は何事も抱え込みやすい性格で、どんなに困っていても、それを示してはくれません｣


A ｢だって、それはDO ｢迷惑をかけたくないから、ですよね？…でも、そんなこと言わずに頼ってほしいです｣


A ｢……｣


DO ｢僕はお嬢様に気を使わせたくありません！｣


A ｢っ！｣


DO ｢だから頼ってください。その方が私自身嬉しいので｣


A ｢…ありがとう｣


DO ｢どういたしまして｣

迷惑をかけまいとしていた事が裏目に出てたなんて

気をつけよう…

そのあと話を終えたのか、お父様達が戻ってきて

父 ｢A｣

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