5. 疑ったならばアイスの刑！ ページ5
着替え終わると、セフンと一緒にコンビニへ向かった
A ｢今日、大学どうだった？｣
SE ｢いつも通りですよ｣
A ｢友達と遊ぶとかないの？｣
SE ｢遊んでますよ｣
A ｢本当に？｣
SE ｢疑うんですか？｣
A ｢疑うっていうか…心配なだけ｣
SE ｢……オンマですか？｣
A ｢ヤー、ヌナでしょ。過保護なヌナ｣
SE ｢笑。心配しなくても大丈夫ですよ。多くはないけど、ちゃんと一緒にいてくれる人がいるので｣
A ｢ふ〜ん、そっか！安心した。笑｣
SE ｢ヌナは？｣
A ｢私も変わらずかな！｣
SE ｢友達は？｣
A ｢いるよ｣
SE ｢誰？｣
A ｢ベク｣
SE ｢そう言うと思いました…。ヒョンはまた違うでしょ？｣
A ｢何が？｣
SE ｢だから、その…僕が聞いてるのは同性の友達ってことです｣
A ｢あー、いるよ。ユナ｣
SE ｢ユナ？｣
A ｢私の同期。経理部の子なんだけど、美人で優しくて、頭がよくて、器用で、仕事もできて、…つまり、私とは大違い｣
SE ｢へー。ヌナの周りは器用な人が多いんですね｣
A ｢そうなの、羨ましい限りだよ｣
SE ｢でも、僕も安心しました｣
A ｢私には女友達がいないと思ってたの？｣
SE ｢いないとは思ってないですよ。ただ、いるのかなー？って｣
A ｢疑ってるじゃん｣
SE ｢…だって、ヌナが女の子といるところ見た事ないんですもん。話すら聞いたことないし。疑って当然ですよ｣
A ｢開き直った！セフン、アイス奢りね｣
SE ｢何でですか？笑｣
A ｢疑った罰だ！｣
SE ｢それ言うならヌナもでしょ！｣
A ｢じゃあ、私がセフンのアイス買う｣
SE ｢アイスいらないですよ、寒いし。どうせなら…｣
A ｢どうせなら？｣
SE ｢…何にしよっかな？｣
A ｢はい、アイス決定！｣
SE ｢ヤー！｣
A ｢笑｣
コンビニで買い物を済ませると、そのまま私の家で一緒にアイスを食べることに
A ｢アイスだ、アイス！｣
SE ｢ヌナ、体温調節おかしいんじゃないんですか？｣
A ｢おかしくないよ！こたつに入って食べるアイスが1番美味しいの！｣
SE ｢だとしても、寒いですよ｣
A ｢あ、セフン知らないな。あの、楽しさを。あの喜びを…｣
SE ｢" あの楽しさ "と" あの喜び "？｣
A ｢(。-∀-)ﾆﾔﾘ｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2020年12月8日 4時
