31. 弟のピンチ ページ31
A ｢家族関係ないし｣
JM ｢冷たいな〜。ていうか、早く鍵開けて！外寒すぎて、もう耐えられない！｣
A ｢あー、はいはい｣
そう言って私が鍵を開けると
JM ｢おじゃましまーす！！｣
人の家にズカズカと入っていった
A ｢あ、ちょっと！｣
私が慌てて中に入ると、セフンもついてきた
リビングに行くと、
JM ｢お〜、意外と綺麗にしてた。笑｣
A ｢私が綺麗にしてないと思ってたの？｣
JM ｢だって、ヌナの部屋超汚いじゃん｣
A ｢ヤー！セフンもいるんだから、やめてよ｣
SE ｢部屋汚いんですか？｣
A ｢あ、いや JM ｢ずっと、その辺に物が散らかりっぱなしの状態｣
A ｢ヤー！ジェミナ！次余計なこと言ったら追い出すからね？｣
JM ｢それは困る｣
A ｢なら、口を慎みなさい｣
JM ｢はーい｣
SE ｢でも、意外ですね。ヌナがそういうタイプだったとは｣
A ｢学生時代の話だから！今は、こうして綺麗にしてますよ！｣
JM ｢ホント、びっくりしたよ〜｣
A ｢あ？｣
JM ｢すいませんでしたー｣
A ｢ていうか、何で来たの？｣
JM ｢たまにはヌナの顔が見たいなーって｣
A ｢嘘つけ。…本当は？｣
JM ｢ジェノが…｣
A ｢ジェノ？｣
ジェミンの話はこうだ。
実は最近、ジェノに彼女ができたらしい(聞いてない…)
でも、ジェノは好きで付き合ってるわけではないらしくて…
じゃあ、好きじゃないのになぜ付き合い始めたのか？
それは…ある女の子を守るため
そのある女の子っていうのが、大人しい子で、名前が…えっとー
A ｢名前なんだっけ？｣
JM ｢名前？｣
A ｢相手の女の子の｣
JM ｢あー、ソ・アヨン｣
そう！そのアヨンちゃんとジェノが隣の席になって、話すようになったんだって
そしたら、それをよく思わなかったのか、ジェノの現彼女？がアヨンちゃんをいじめるようになって
それを知ったジェノが庇ったら、｢その子のことが守りたいなら私と付き合って｣と言ってきたらしく
仕方なく付き合うことになったらしい
A ｢ジェノがそんな大変な思いしてたなんて…｣
JM ｢ねぇ、ヌナ！ジェノを助けて！｣
A ｢助けてって言われても…場所は高校だし、私に何が出来るのかさっぱり…｣
SE ｢彼女のフリをするのは？｣
A ｢え！？｣
JM ｢あ〜！それいいかも！｣
A ｢いやいや｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2020年12月8日 4時
